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ダウン症の子供を授かった母親

作者: かや博史
掲載日:2016/04/14

占い師はダウン症をどう思っているか。

●ダウン症



ある日、

ダウン症の子と、その子の母親がみえました。



初めてでした。


自分の運勢はどうでもいいから、


子供の事だけを占って欲しいというのは。


ただそれだけで、



ただそれだけで、


この子はきっと幸せだと思いました。


子供さんは、終始、目いっぱいの笑顔でした。



この子の事だけを・・・・・




でも、

私は母親の事も診ました。


なぜなら、


ダウン症の子供の幸せは、親の幸せであり、


親の幸せは、ダウン症の子供の幸せな場合が多いからです。



私はダウン症とは呼ばずにアップ症と呼びたい。


ダウン症と聞くと、なんとなくダウンしているイメージなのだけど、

実際のところ、意味合いが違うのです。


よくボクシングで世界を制する人がボクシング意外では無知だったり、

プロ野球選手が野球以外の事はあまりできなかったりするとの同じで、


ダウン症の子もプロスポーツ選手と同じように、


他の事はよく出来ないが、

その分、何かの能力に、才能が凝縮されているのだと思います。


その優秀な能力は芸術面にある場合が多い。


是非、そんな子供には色々な事をやらせてあげて欲しい。


特に絵画・音楽・書道・写真・色彩・物作りなど芸術面で。


最後に、

ダウン症には秘密が1つある。


たぶんこんな事を言うのは私しかいないかもしれない、


でも、

言っておきたい。


ダウン症の子供は、


心優しく、


そして、たくましく、


そして、なによりも優秀な親の元に生まれることがほとんであるということ。を



これはアイススケートのグランプリファイナルに似ている。

グランプリファイナルは世界の4大陸選手権でトップ6だけが出られる大会である。


つまり、


親の中でも前世で優秀だったトップ100の親とかにだけ、


与えられる特典やステップなのではないかと。


町でもし、貴方が、

テレビカメラと報道陣を見かけたら、

きっと貴方は、こう思うでしょう。



「あれ!誰か芸能人がいるのかな?」って



私も、町でダウン症の子を見ると思うことがある。


それは、















「きっと、そこには素晴らしい親がいる」と。







最後に別のダウン症の子供のお話をして終わりにします。



ある相談者が、

私にこんな不思議な話をしてくれた事がありました。


彼女は2ヵ月ほど前、愛する6歳の息子を亡くしたという方だった。


息子さんは、ダウン症だったという。


子育てには、沢山の苦労があったと彼女は話した。


正直、ダウン症と聞かされた時、夫と泣きました。


どんなに夢であったらいいと思ったかしれません。


同じ年頃の子供を見ると、辛くなります。


ああ、なんで普通の子供が授からなかったんだろう。


私、なんか悪い事でもした?と。


恥ずかしくて、余り外へも連れ出しませんでした。



でも、息子が3歳になったある時、

同じ年頃の子を育てていた近所の奥さんで、

いつも私がうらやましいと思っていた息子さんの事で、

こんな愚痴をこぼしていたんです。




「4歳にもなると、ほんと生意気になって、


 どこで覚えたのかババアって言ったり、私をぶったりするのよ!!」



その時思ったんです。

私の息子は、3歳なのにまだ言葉さえ満足に話せない赤ちゃんだと悩んでいたけど、


それはそれでいいのかもしれない。って。


普通の子よりも成長が遅いのは、悪い事じゃないのかもしれない。って。


この子は、この子のスピードで生きたらいい。


なんかそう思うと、気が楽になった気がしました。


また、そんな息子さんに助けられた事もあるという。



彼女はスーパーでパートをしていたのだが、


結構覚えが悪い方で、何度教えられてもうまくレジ打ちが出来ず、


ミスばかりして直ぐに外されたという。

彼女よりも後に入って来た若いアルバイトは、

すぐにレジで完全に独り立ち出来たのに、

彼女はいつも雑用をやらされていた。


もうこの仕事もダメだわ。と思った。


しかし、家に帰ってダウン症の息子を見た時、


笑顔で何度も箸を持つ練習をしているんです。



何度も、何度も、

失敗しても笑顔で、何度も挑戦しているんです。


そんな息子を見て、彼女も頑張ろうと思ったという。


それから彼女は少し残って、レジ打ちの上手い先輩をお客として眺めていたという。


するとある日、その先輩が、


熱心ね。と店が終わった後、個人指導をしてくれたそうだ。

「打つの遅くてもいいのよ。慣れだからじきに早くなるから。

 それよりもミスをしない事。打った金額は画面を素早く見て確認するの。」




それからほどなくして、彼女も独り立ち出来る様になったという。


その他にも、息子の結託の無い笑顔に何度助けられたか知れないと彼女。



ところが、

そんな彼女に悲劇が続けざまに訪れたました。


息子さんが、白血病と診断されたのです。


緊急入院。


彼女は仕事を辞め、毎日病院に通ったといいます。


それからほどなくして、息子さんの容体が悪くなったと同時に、


今度は彼女が腹痛をうったえ、精密検査すると胃がんだったそうです。


ただ、息子の容体が非常に悪くなっていたので、


手術は先延ばしにしてもらいました。


息子さんは、病室では泣き事ひとつ言わずに、


最後まで、常に笑顔で頑張ったといいます。


息子が亡くなった時、また夫と泣きました。


ただ、不思議な事があったという。


それは、息子さんが亡くなった後、

彼女が手術の為の再検査すると、胃がんが消えていたという。


1ヵ月の間に消えるなんてと、お医者さんも不思議がっていた。



私はその話を聞いて、


息子さんは、貴方の病を天国に一緒にもっていったのだと思いますよ。

と答えた。


ある人は、自分の完全なる天寿をまっとうしない。


例外として、

愛する人の命を守る為に、

自分の天寿を削る事があるのである。



しかし、考えようによっては、

愛する人を助けるという運命を背負った天寿なのかもしれない。


最後に彼女は、こんな事を言った。



息子さんについて忘れられない事があるという。


それは息子さんが亡くなる直前の週だったという。



今まで、何度も息子の事で泣いたり、


がっかりしたり、悩んだりしました。


だけど、そんな時はいつも息子には見られない所で泣いたし、


息子に愚痴や不満を言った事は、一度もありませんでした。


だけど、

最後の最後、


息子は病院のベッドの中で、

私に、こう言ったのです。



「ママ、


 ボク、


 生れて来て、ゴメンネ。」って。



息子は全部知っていたんです。


私に辛かった時期があった事や、息子に悲観した事、泣いた事。



「違うよ。違うよ。


 生れて来てありがとう。



 早く治して、家に帰ろうね。」



「ママぁ


 ボクでいいの。」



「当たり前でしょう。」




息子は最後まで、笑顔でした。


END


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