第一章 神様とご対面
寝たあと目が覚めると真っ白な空間だった、俺はその瞬間テンプレを思い出す。。
振り向くと細目のTシャツとジーパンを着た男の子が居た、たぶん神様だろう。
人の夢にまで出てくる奴ならそんなとこだろう。なぜ女の子ではない? がっかりだよ。
「高天原へようこそ。」
何言ってんだコイツ。
「まだ目が覚めてないのかい? 寝坊助だねきみは。」
今から俺は至福の二度寝に入る。
「いや、起きろよ。」
しゃーねーなー、何用なんですかもー。
「いきなりやる気ないねぇ君は、僕はこれまで15年間待ってたんだよ。君の事をずっと、ここで。」
最後の部分をアピールしなくていい、俺だって好きで12年間寝てたわけじゃねえよ。
あんたが転生させたんだろうが、俺にあたんな。
「ちょ そこまで怒んなくてもいいじゃん、低血圧なのかい? まぁ確かに勝手に転生させたのは謝るよ。」
といって姿勢を改めながらまじめな表情で謝ってきた、こんな時って高圧的なものじゃないの?と思っていた俺は拍子抜けしていた、こいつ素直でイイ奴だな言い訳もしてねえし。
「こちらの勝手な都合でこちらへ召喚してしまい本当に申し訳なかった、」
いや、そこまでまじめに謝られるとは思ってなかったからさ、とりあえず頭あげて、ねっ。
「僕は言葉が軽いってよく言われるからね、ここまでやんないと本気だとわかってくれないんだ。どうやら今回は解ってくれた用でありがたい。」
ああ、うん、苦労してんだね。
「12年前も結構な人数から怒られたからね、反省したよ。 そんなことはどうだっていいさ、本題に入ろう!!」
12年前? まあいいさ、俺に何の用?
「何でこの世界に召喚したかって事だよ、理由もなく召喚することはないし君にはそれを聴く権利もあるしね。」
どうぞ。続けて。
「妹のツクヨミから聞かされたんだ、このままじゃ将来あなたの世界滅んじゃうよってね。」
そんだけ?
「そんだけ、でもツクヨミは神様の中で未来視の力を持った神様なんだ、的中率は100%当たるこのままじゃ本当に僕の世界は崩壊する、でもそれじゃ面白くないから君を召喚してどうにかしてもらおうとしたわけだよ。質問はある?」
1つある、なぜ俺だったんだ?
「君たちが転生させられた理由については悪い言い方になっちゃうの解ってるんだけどハッキリ言うよ。 君のせい。」
はぁ?俺のせい? てか君たち? 俺以外にも何人か居んのか?
「色んな世界を見たときにね君以外は連れてけなかったんだ、なんていうか君の発する力場みたいなのが強すぎて他のほかの人を連れてこようとしても無理だったんだ、で、いざ君を連れてこうとしたらね周りの皆も引っ張られてこっちの世界に連れてこられたわけなんだよね。」
俺のせいだったのね・・・俺は今回で2回目の転生なんだがそれとは関係あるのか?
「あぁ、そういうことかい、多分それだ、君は”歪み”なんだよ」
歪み?
「たまに居るじゃん運が極度に悪い人とかそんな感じ、言うならイレギュラー中のイレギュラー、神様の世界じゃ破滅の象徴さ。」
勝手な名前をつけやがって。厄介者ってか俺は? あぁ?
「落ち着いてくれ、どうなるかは君次第さ、僕たちからしてはただ制御が出来ないってだけで他の神々は嫌がるかも知れないけど僕は正直どうだってもいいんだ。」
?
「神様は基本的に自分の世界は自分の制御下においておきたい傾向があるんだ。」
あぁなるほどね。
「わかったかい? 自分の手で世界を動かしたい神様にはそら君みたいな人は厄介極まりないんだよ。」
じゃあおまえだって・・・
「僕が制御したいタイプの神様に見えるかい?」
納得。
「だろ? だから僕にはあまり関係ないんだ。ただ君の歪みははっきり言って異常だよ、前世かそのまた前世でなんかやった?」
覚えてない、そんな歪んでるの俺って?
「歪みに歪んでる。平均的な人が”ムンクの叫び”だとしてきみは”ゲルニカ”レベルだね」
解ったようなわかんないような。
「まあ気にすることじゃないよ。とりあえずこれからは自由に生きな」
ちょっと待て! 頼みごとってなんだった? 脱線しまくったせいで忘れた!!
「あれ?そういや頼み言ったっけ?」
知らんがな・・・
「とりあえず破滅を回避してくれってのがメイン。」
サブは?
「自由に生きな」
自由に生きて言いのかよ、破滅を回避するってのはどうすればいいんだよ?
「どうすればいいかはツクヨミに聞いてもわかんないんだ、君が自由にやってりゃ解決するでしょ。」
雑だなオイ。 2つほど聞きたいことと1つ頼みごとがあるんだけど?
「うん?なんだい?」
1つ目なんだけどさ。あんたの名前何?
「なんだ?そんなことかい?」
教えてくれるんだ?
「減るもんじゃないしね、僕の名前は天照大神って言うんだ、知ってるでしょ?」
天照!? あの!?
「多分君の考えている奴で合ってるよ。」
でもお前男じゃ!?
「はぁ? あぁね、きみもそんなこといっちゃうんだね。」
なにいって・・あぁ、いやごめん、いや、、、いやぁ、、、、、ごめんな、、、
「そんな哀れみの目で見るんじゃないよ! 僕が子供の時に弟のスサノオから悪戯で胸だけは成長しないようにする呪いを掛けやがったんだ!!僕だって大きい人はうらやましいよ!!」
そんなことが、神様たち何やってんだよ。
「ツクヨミはいいよねー胸おっきいし!女の子っぽくてかわいいし!!そらモテますよ神々からの婚約が多すぎて大変だなーって父さん母さんも言ってたもん!!ハイハイ僕はもてませんよー、生涯独身で過ごすんだー諦めてますよー。 うっ うわぁぁぁぁぁん 」
神様って煩悩だらけなんだな。
「うわぁぁぁぁんツクヨミ羨ましいよぉぉぉ僕だってイチャコラしたいよぉぉ」
大丈夫だって、希少価値だよ
「人事だと思って簡単に考えてるでしょ、結構まじめなんだからね。」
でもそういう好みの人だっているだろ?
「神様の流行は1000年前から巨乳って事で変わんないんだよ、貧乳死すべしみたいな派閥も居るしね。ただ貧乳好きは今まで見たこと無いよ。」
神様って、、、、
「まぁここ最近は引きこもってたから最近の流行はわかんないけどね。」
お前はお前で引きこもりかよ、 なんかそんな伝説あったな。
「天岩戸かい? 言っとくけどそれ現在進行形だからね。」
歴史の1ページに立ち会ってしまった!?
「これ以上僕は傷つきたくないから次の質問に行ってくれない?」
あぁてかこっちのほうが大事なんだけどさ。
「なら先にこっちから聞けよ」
こっちにきた転生者って元の世界に帰れるの?
「出来るよ。 でも今は無理。」
意外とあっさりなのね、でも何で今は無理なんだ?
「君たちを転生させたせいで12年経った今でも神力の最大値が極端に低いんだよ。直接合って1人づつだったらあと5年位したらいけそうだけどね。」
あと5年か、ちなみに皆どこにいるかわかる?
「流石にわかんない、僕は世界を観察するといってもホントの意味で上から見下ろしているだけで細かいことはあまりわかんないんだ。で頼みごとってのは?」
さっきの質問ついでみたいになるけどさ、俺についてきてくれないか?。
「はぁ? またなんで?」
マジな話、俺の歪みのせいでこんな事態になっちまってさ正直責任感じてんだよ。で協力できそうなのがお前しか居ないからさお願いだ、手伝ってくれ。
「あぁ 責任問題とか言ったら僕にも責任はあるからね。」
付け加えるなら一人旅は寂しいじゃん、あとお前の引きこもり解消。
「大きなお世話じゃ。」
とってつけた理由を言うなら転生者を送り返す時お前が直接合ってから送り返したほうが神力とやらの消費が抑えれるんだろ?そっちのほうが効率いいじゃん。
「まぁ そりゃね。いいよ付いて行ってあげる。」
マジか。
「ただし、僕に破廉恥な事したらその時点で僕は高天原に帰るからね。」
・・・・了解。
「下心あったのかい?正直に言いな、神様怒んないから。」
いやいや、故意にやってしまうことは「絶対」に無い。だけどやっぱり事故ってものがあるじゃないか!!
「絶対って言葉を強調しなくてもいいじゃないか!! そんなに僕には魅力が無いのかい!!」
どっちだよ!? 見てほしいのかよ!?
「見られたくは無いけど見てほしくもある。いわゆるダブルバインドってやつだね。いいね、キミいいツッコミだよ。」
解りづらい冗談だな。
「で、僕の体に魅力はあるのかい?」
まだ続いてんのかよ。
「さあ。答えは?」
言わなきゃダメか?
「やっぱ気になるじゃないか、下界の人は僕の体を見てどう思うかとか。」
これは持論なんだけど、魅力ってのは体だけじゃないと思ってる。仕草とか言葉遣いとかさ、魅力ってのは時間が経たないと見出せないもんなんだと思う。
「ふーん、いい言い訳だね。」
これも持論だけど、胸に貴賎はないと思うよ。全ては体のバランスが取れてるかどうか、逆にアンバランスな方が良いって人も居るのは確かだけど俺的にはバランスが取れてる方が良いと思う。
「ほう。」
結局胸とか脚とか顔とか部分部分がいい人は多いけどバランスが取れてなきゃ意味が無いんだよ。
「なるほど。」
まとめるとすると十分お前は魅力的だよ。 俺の好みからするとスタイルも良いと思う。
「合格、旅には付いて行ってあげる。」
じゃあ時間を掛けてお前の魅力も見出せるように頑張るよ。
「かっ、、、勝手にしなよ。」
合流はいつする?
「準備するからあしたの昼くらいに行くよ。」
準備とかあるの?
「・・・僕だって女の子さ」
可愛いこと言うじゃないの。じゃおやすみ。
「、、、、一言多いよ。」
違和感しかありませんがどうかご容赦を。
アドバイス、感想お待ちしています。
読んでいただきありがとうございます。