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プロローグ

こちらがプロットが出来上がっているものでした。

前作と似ている点が多いと思いますが気にしないでもらえたら幸いです。


アドバイスや感想をもらえるとうれしいです。


私、椎名次郎しいなじろうは現在高校2年生の学生である。


身体的には特に特徴は無い普通の男の子と自負している。



身長は175cm。全国平均身長から5cmほど高いが誤差の範囲、普通である。



髪は黒のボサボサ頭。 今の高校生なら整髪料を使っている奴も居るだろうが居ない奴も当然居る、これも普通と言えるだろう。



顔もイケメンでもなくブサイクでもない、ブサイクではないと信じたい、ただごく少数の人から目つきが悪いと言われることもあるがこれも誤差の範囲、皆そんなもんでしょ。



こんな感じで自分は身体面では平凡であると言える。




しかし、精神面だけはそうではない。





精神年齢 現世合わせて37歳。前世が21歳、現世16歳、前世は大学生だった、死因は町を歩いている時にいきなり空から女の子が降ってきた、ただの巻き込まれ事故である。




それから目が覚めたらオギャーってかんじ、で気づいたら前世でやってたゲームの中の世界だったパターン。



ちなみにこの世界は弟がやってた恋愛ゲームの中だろうと思う。


幾分記憶が曖昧でゲームの名前を覚えてない。ただ自分がヒロインの幼馴染でルート次第では主人公のライバル役にもなり最終的に主人公を殺そうとして逮捕されるはずだったことは覚えている。




自分はそんな将来は御免なため色んなことをしながらこの16年間過ごしてきました。







言い忘れましたがここは教室、HRも終わり生徒たちは各々部活動の準備や複数でお喋りをしたりと結構ざわついている、俺も帰るため荷物をスクールバックに詰めている。帰ったら何をしようか。パソコンでもするか道場の手伝いでもやるかと予定を考えていると話しかけてくる人が1人いた。



「ジロー帰ろー。」



「優か、帰るのはいいけど錬哉から放課後屋上まで呼び出しじゃ無かったっけ?」



「思い出させないでよ、忘れた振りしてすっぽかす予定ができないじゃん。」




こいつは相楽優さがらゆう、幼馴染で家の距離が近いため一緒に帰ることも多い、周りからは付き合っているのかという質問も多いが付き合っているわけではない。

いつもならこのまま帰るが今日こいつには予定があったはずだ、屋上呼び出しがかかっていたはずだがこいつはすっぽかす予定になっている。ここですっぽかしたら俺のこれまでやってきたことがすべてパーになってしまうためやんわりと諭してみる。




「いってやれよ、呼び出すほうもそれ相応の覚悟を持ってるんだ、無下にしちゃいけない。」



「また説教?オッサン臭いよまだ若いんだから美人のお誘いには乗っときなって、どうせ私が声かけなきゃ独りで帰る予定だったんでしょ。友達すくな・・」



「だまらっしゃい!友達少ないとかいうな!俺は狭く深く人と付き合うほうが性に合ってるの。」




「それにしても全校生徒300人中10人は少なすぎると思うんだけど・・・」



こちらを哀れみの表情で見てくる、確かに全校生徒と交流を持っている人にしたら少ないにも程があるだろう。



「その少ない友達が減ってもいいの?」



「はぁ?」



「あいつと付き合ったらそうなっちゃうよ?」



「・・・」



「四之宮くんと付き合っちゃってもいいの?」




勝手にしろ。   その言葉が出ない。




そら彼氏である自分より彼女のことを知っているなんて面白くは無いだろうこれからは優を独占されることになるだろう、しかしそうなることは覚悟していた。


これまで俺は様々な策をめぐらせてきた、学校行事の班活動では四之宮と一緒の班になるようにした。






勝手にしろ。この一言が言葉にすることができない。



優はこちらを見つめている。 俺は黙っている。



この間、時間は1分もたっていないだろうが自分には長い時間だった、



まわりの雑音がうるさいほどに聞こえる。このあとの予定やら部活の内容やら。




しかし。







「優、屋上まで来てくれないか?」



この一言でびっくりするほど教室は静かになった、先生の号令よりも効果があるんじゃないか?




声をかけたのは四之宮錬哉しのみやれんや、かっこいい名前である顔もイケメン、てかこの世界の主人公である。





俺は天を仰ぎ思った、とうとうこの時がきたと。




邪魔者は退散しようとしたが優はこちらを見つめたまま動かない。




俺はどうすればいいよ、後ろの四之宮は優の返事を待っている、優は俺の返事を待っている、俺はどうすればいいかわからず混乱していた。 





空気が固まっている、流石に今の空気が読めない人はいない、みんなの視線が突き刺さっているのが解る。





誰かこの空気をどうにかして!!




自分は皆の視線を一身に受けながら目を閉じこんなことを考えていた。




願いは届くはずも無いと思っていたがどうやら届いたらしい。








目を開けると目の前にはドラゴンがいた。







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