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第45話:花園

 疾風と椿達は早速、焔の屋敷へと向かった。

 焔の屋敷は、かなりの敷地面積を持つ、和風の屋敷だった。

 「でっけーな」

 「お前の家も十分大きいだろうが」

 「お二人ともこちらです」

 椿に案内され屋敷の門を通る。

 「私は、宝物殿より宝刀を持ってまいります。このまま奥に進みますと道場がありますのでそこでお待ち下さい」

 「分りました」

 疾風は、椿と別れ奥へと進む。しばらく進むと道場らしき建物が見えてくる。

 「ああ、あれか」

 その時、道場へと続く道からはずれた細い道から花々の良い匂いが風に乗ってやってくる。

 「すっげー、いい匂い」

 「ああ、それもかなりの種類だな」

 疾風と薫は、その匂いに誘われその細い道を進んで行く。と、そこには様々な種類の花が咲き誇る花園があった。

 「・・・・・・・・きれいだな」

 疾風がさらに奥へと足を踏み入れようとした時だった、その花園から勢いよく何かが足元に飛んでくる。

 ヒュッ!!

 「避けろ、疾風!!」

 薫の声に反応して疾風は、後ろに飛び跳ねて避ける。

 地面に突き刺さっていたのは、小さい鉈だった。

 (あぶねー。鉈?何で鉈?)

 飛んで来たものを見て疾風は、驚いた。

 「何者だ!!」

 薫は、疾風の前に立ちふさがり、物騒な物を投げつけてきた人物を睨みつける。

 「お前達こそ、何者だ!!」

 そう言って現れたのは、上下共に黒い衣装を身に纏った長身の短髪の女性だった。


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