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第41話:焔の実情

 聖が去った会議室では、これかの行動についての意見交換がされていた。

 「俺はその焔の屋敷が気になるんだよな」

 「確かに、今までの感染者がその地域に集中しているという事実があるわけですから」

 「でも、事件が起こっているのはこの近辺よね?」

 雪の言葉に一理あると思う。

 でも、疾風は凛との一件があったせいかどうしても焔の動向が気になるのだ。自分の取り越し苦労ならそれでいいがもしそこに重要な鍵あるとしたら。

 「なら二手に別れるのはどうかしら?」

 「二手ですか?」

 「そう。焔の屋敷に行き、今回の事と関係があるか探るチームと一族の東京支部に行って最近起こった事件に関する情報を集めるチーム」

 雪の提案は、確かに効率がよさそうだ。問題はどうチームを別けるかである。

 「では、疾風と椿殿が焔の屋敷へ。支部には僕と雪が行くというのはどうですか?」

 「その別け方が妥当だろうな」

 晶の言葉に薫は同意する。

 「はい。私もそうするのが妥当かと思います。ただ」

 「ただ?」

 椿が言葉を言いよどむのを見て他の人間は、椿を見つめる。

 「隠していても仕方がありませんので皆様にお話しておきたいと思います。現在の焔の一族ですがいくつかの勢力に別れております。まずは、扉の守護という仕事の為に時枝に従っている者達。前当主に忠誠を誓い光輝に下った時枝を心よく思わず反発する者達。そしてそのどちらにも属さず扉を守ることだけに従事する者達です」

 「それは・・・・・・また、はでに別れましたね。それだけ前当主が偉大な方だったということでしょうが」

 「はい。しかし、扉を守るという意志は皆ありますのでその件に関しては以前の通りに連携が取れております。ただ、焔の屋敷には前当主のご家族の墓地がございまして、私が一緒に行きますとかなりご不快な思いをさせてしまうかもしれません。ですから、あらかじめここでお詫びさせていただきます」

 そう言って、椿は一緒に屋敷へ行く疾風と薫に頭を下げた。

 「気にしないでください。俺達は大丈夫ですから、な?薫?」

 「ああ、気にすることはないぞ」

 その言葉に椿は、ホッとした笑みを浮かべた。

 「それでは、行動開始としましょうか」

 晶の言葉に皆頷いた。


何だか、晶がリーダーですね。

主人公の存在が薄くなってる気がします。

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HONなび
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