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第10話:一族の内情

 当主会、それは天の扉を守るべく義務付けられた一族達をたばねる者達の集まりを指す。

 そもそも、天の扉の一族は、六つの一族をまとめて呼ぶ時の総称である。

 その一族とは、風精を操る青嵐せいらんの一族、土精を操る地涯ちがいの一族、水精を操る水鏡すいきょうの一族、火精を操るほむらの一族、そして光精を操る光輝こうきの一族だ。

 もう一つ、闇精を操る闇珠あんしゅの一族が存在していた、数百年前まで。しかし、当主会の覇権争いで敗れ天の扉の一族を去ったとされている。

 その覇権争いで勝利した光輝の一族が、現在当主会を束ねる立場となっている。

 しかし、十年前、光輝の一族の当主夫妻が亡くなり(表向きは事故となっている)、その死の裏には焔の一族と闇珠の一族が覇権を狙い暗殺したという証拠や証言が光輝の一族から出された。

 その結果、焔の一族の総領家・天見あまみ家は当主会より処罰が下され、現在の焔の一族は光輝の一族寄りの時枝ときえだ家が総領家となっている。

 その後当主会の実権は、光輝の一族が掌握している。しかし、その政治手腕は他の一族を冷遇し、自らの一族を優遇するものだった。

 そもそも、焔の一族の処罰についても光輝の一族が独断で裁決を行ったもので、真実は分らない。それにより、他の一族は、不信感を強めた。

 そして成人を期に光輝の一族の実権を握った若当主に対し各一族の当主達は、賢君となるか暴君となるか静観している。

 果たしてこのような状態で天の扉を守るという任を真っ当することが出来るのかと一部の者達は、危ぶんでいる。

 


権力がある所にはどこにでもある争いですよね。

今回は、一族説明で終了です。

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