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序章
『嵐は突然に』で出てきました、某一族の話です。
まずはこれが始まりのお話になります。
人がまだ科学などと無縁な頃、世界には数多の人外の者が当たり前に存在していた。
そして世界自体も様々な世界と繋がっていた。
精霊が住む世界や神々の住む世界など色々な世界に。
お互いが干渉せずうまく共存していたが、ある時その世界の狭間に邪と呼ばれる存在が生まれる。彼らは人の精神を蝕み、人の心を狂わせた。
神々は、自分達の世界と人の世界の間にそれらを封印し、その扉を守るように伝え世界を切り離した。
そして扉を守るべく、選ばれた存在。それが天の扉の一族。その一族は、現代にも脈々と血を受け継ぎ、精霊と共に扉を守り続けている。
序章です。
自分の中では色々展開しているのでまずは始まりの物語を書ききれるように頑張ります。