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プロローグ
この世の中は、くだらないルールで溢れている。校則、憲法、法則、原理、契約、掟、理。誰もルールからは逃れられない、誰もルールを乱せない。ルールを乱せば罪になり、罰が与えられる。
一度罰を与えられれば、這い上がるのは難しい。どこかへ消えてしまう人もいる、狂ってしまう人もいる、自ら命を絶ってしまう人もいる、殺されてしまう人もいる。
だから、おかしいと思っても、嫌だと思っても、私達は縛り付けられ、生きている間は、それに耐えるしかない。でも、もしそれを破ることができたら、ルールにあらがうことができたならどんなに心地よいだろう。
地に足をつけずに空をとべたなら、学校に行かず、働きもせず、幸福やお金を手に入れることができたなら、殺人が肯定されるなら、見てみたいそんな世界を、ルールからすべての人が解放された世界を、私はいつも思ってた。
でも、私には世界を変える力はない、ただ創造するだけ、夢見るだけだ。
気が狂いそうで、叫びたくて、泣いてしまいそうで、そんなどうにもならない感情も押し殺して生きていくしかなかった。
そう、あなたに出会うまでは...




