第4話
目を覚ますと窓から入る陽光が眩しいどうやら俺は昨日の昼から朝まで眠ってしまっていたらしい、流石に疲れが溜まっていたのだろうさっそく朝飯を食べに降りる前に皮鎧とロングソードに破壊不能オブジェクト化をかけ着用し部屋を出ることにした、ついでに宿の延長をお願いしておこう、階段を降りると既に他の客たちが朝食を食べているようだ、俺もさっそく適当に空いてる椅子に座ってまってみる。
「はい!お待ちビックボアーのシチューとパンだよ!」
「あぁ、女将さん宿の延長を5日分頼みたい」
「はいよ!、銀貨1枚に銅貨50枚まいど!」
宿の延長も済んだしさっそく朝飯を食べてみる、ビックボアーってどう考えても魔物の肉だよな?よし!覚悟を決めてさっそく1口食べてみた。
「!!っ美味い!シチューにする事によって臭みがほとんどしないな」すると女将さんがこっちに振り返って「良いこと言ってくれるねぇアンタ!」
と背中をバシバシ叩かれた、結構力強いなこの女将さん背中が痛てぇ。次にパンを食べてみるパンは地球の白いパンと違って黒パンのようだ結構硬い皆どうやって食べているのか周りを見てみるとシチューに浸して食べてるようだ、俺もそれにならって食べ進めていくシチューは肉と野菜がゴロゴロ入っていて食べごたえ抜群だそしてパンとの相性もバッチリのようですぐに食べきってしまった、さっそく女将さんに挨拶を済ませ冒険者ギルドに行くことにする冒険者ギルドに入ると昨日のことが嘘のように沢山の冒険者がなにやら壁の掲示板に群がっている多分そこに依頼が貼ってあるのだろう俺はそれを横目に見つつギルマスの受付に向かった今は誰も並んでいないらしくギルマスにE級から受けられる依頼について教えて貰うことにした。
「ギルマス、E級から受けられる依頼は何かないか?」
「おう!昨日登録したダイゴだな、E級から受けられる依頼は街中の依頼が多いなだが等級が1つ上のD級依頼まで受けられるその中でお前さんにおすすめなのは、薬草採取かゴブリン討伐だな」
「ゴブリン討伐を受けようと思う討伐したらどうしたら良いんだ?」
「ゴブリン討伐は1匹銅貨10枚だ、討伐部位は右耳を持って来て貰う、まぁお前のレベルだと楽勝だろう、あとE級からD級に上がるには依頼を30件成功したら上がるようになっているさっさと等級を上げてくれるとこちらも助かるってもんだ!よし!行ってこい!」
ギルマスに言われた通りにさっそく近場の森に向かってみることにする門から出るときに昨日貰った仮身分証明書を返して門番に見送られながら俺は森の中にスキル隠密と忍び足を使って入って行った、しばらく進んでいるとゴブリンを2匹見つけた、隠密を使いながらこちらに背を向けてる1匹に一気に走りよって首を跳ね飛ばす思わず顔をしかめるがまだあと1匹残っている、こちら側を向いていたゴブリンは顔に驚愕の表情をし一瞬動きが固まる俺はそのすきをついてそいつの首も跳ね飛ばすやはり固有スキルの効果は大きいようで刃毀れどころか血が付いていたのに関わらず一切切れ味が落ちることは無かった、俺はさっさとゴブリンの右耳を削ぐとギルドから支給された袋に入れてその場を去った魔物の死体は森の掃除屋ことスライムが食べてくれるらしいのでそのまま放置でいいらしい、俺はそのあとも単独から2~3匹の群れを相手にしていきキリがいいところで一旦街に帰る事にした今日の成果はゴブリン30匹ほど狩った俺はそのまま森から出て街に向かう街についたので門番にギルドカードを見せ冒険者ギルドに向かう、ギルドに入ると丁度昼時だったようで中は空いていた討伐部位は買取窓口があるようでそこに向かってみる。
「討伐部位の換金をお願いしたい」そう言って正面を見ると血濡れのエプロンを付けた禿ずらのおっさんがいた。
「おう!新入りか?どれどれ見せてみろ、ほう初日でゴブリン30匹とはやるじゃねぇか、ほれ!報酬の銀貨3枚だ!」
結構いい収入になったな、最初にしてはいいほうだろう。
そして俺はそこから毎日ゴブリン討伐依頼を受けてお金を稼ぎながら遂にこの街に来てから1ヶ月がたった俺はこの1ヶ月で冒険者等級はD級に上がったそして今の所持金は金貨1枚、銀貨2枚、銅貨80枚になった更に俺のステータスはかなり伸びたそれがこちらだ。
名前:ダイゴ・キリシマ
年齢:26
レベル:32
固有スキル:
「言語理解」「破壊不能オブジェクト化」
一般スキル:
「忍び足13」「隠密15」「火種5」「棍棒術2」「剣術14」「短剣術10」「軽業6」「二刀流4」
なんと一般スキルが忍び足、隠密、剣術が大幅に伸び更に新しいスキル短剣術と軽業と二刀流を手に入れた、軽業は以前より抜群に身のこなしが軽くなり体を身軽にすばやく動かして魔物を倒せるようになった、短剣術はサブ武器として腰に2本挿し試しにゴブリンで試し斬りをした所、隠密と忍び足と相性が抜群で人型の魔物には効果覿面であったそうしてゴブリンを短剣で狩ってる内に軽業と二刀流を習得していた、それにこの体はスキル習得をすぐに手に入ったりレベルとスキルレベルがかなり上がりやすいようだ。
明日からは遂にD級や一つ上のC級の依頼を受けられるようになっているはずだろう、しかし次のC級に上がるには人格面が問題ないかの確認となにやら昇格試験があるようだ、この話を誰から聞いたかと言えば街につく前に助けた冒険者パーティー翼竜の翼から聞いた情報だ、すでに彼らはそれぞれC級に上がっておりそこから情報を得たが昇格試験の内容については冒険者ギルドから口止めされているらしい。
そして俺は明日のために早めに寝ることにした。