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第2話

俺は例の広場から結構歩いた念の為に着ている服全てに破壊不能オブジェクト化を施しておいたおかげで服が木の枝などに引っかかってもここまで慎重に歩いてきて、一切破れてたり、ほつれたりしていない

「結構歩いたな3時間ぐらいか?それにしても、たまに薮が揺れる程度で生き物が出てこないな、それに全然森の端が見えねぇ」

さすがに慣れない森の中を長時間歩いたせいで足腰が痛い、それにだんだん日が傾いてきてる腹も減ってきたしそろそろやばいな、なにか食える物ってもそこら辺の物を食って腹を下したら最悪だな、そう思いながら歩いていたら何やら木々の奥に一瞬動くものが見えた少し嫌な予感を感じずつひとまず、慎重に近付いて見る事にした、やはり嫌な予感は当たるもので見えてきた物は身長140cm程の緑色をした何かが、1匹で何かを食べている様子だった、俺は咄嗟に身を低くしてもう一度しっかり見てみるとその生物はよくゲームにでてくるゴブリンにそっくりであった、仮名ゴブリンは腰に角が生えた兎の様な何かを数羽ぶら下げながら左手に棍棒を持ち右手で角の生えた兎を食べていた、また一切こちらに気づいている様子が無いことから、ひとまず安心出来た

だが俺は猛烈に腹が減っている、このチャンスを逃してなるものかと恐怖を押し殺して慎重に近付いて行く、あと10m、5m、3m、やばい!こっちむいた奴は棍棒をこちらに振り上げながら

「ゲッギャギャギャギャゲゲ!」

何やら叫びながら突っ込んで棍棒を振り下ろしてきた、俺は咄嗟に右手持ち歩いていた木の枝で攻撃を受け止める、ゴブリンは小柄なりにかなりの力があるのか俺のレベルが低いのか攻撃が中々重いそうして何度も振り下ろされる棍棒を受け止めながら、ゴブリンのスキを伺いながら待っていると、今までで1番の大振りの攻撃を仕掛けてこようとして来たタイミングで一気に懐まで入って思いっきりゴブリンの喉を貫いた、この攻撃が効いたのかゴブリンは仰向けに倒れる、一応念には念を入れてゴブリンから棍棒を奪い頭を何度も殴りトドメをさした、俺は気づいたら大量の汗をかいていたようだそれに初めて生き物それに人型だった為後から込み上げてくる吐き気と命のやり取りをしたという恐怖を必死に抑えるのが大変だった、少し休憩してからゴブリンから奪った棍棒に破壊不能オブジェクト化使いゴブリンの腰にぶら下がってる仮名角兎を全部奪う角兎は全部で3羽手に入った

「取れるもんも取ったし、一旦ここから離れよう血の匂いで寄ってきたら大変だからな」

それからなるべくゴブリンの死体から離れるように10分程歩いた、ひとまず人間が食べられるか分からないが食料を手に入れた途端安心したのか、急に喉の乾きを覚え始めた。

「これは早めに水場を探さないとなそれに、どうやってこの兎を食うか考えないとなさすがにまずいか、そうだもしかしてレベル上がったりしてないか確認しないとな、よし!ステータスオープン」


名前:ダイゴ・キリシマ

年齢:26

レベル:2

固有スキル:

「言語理解」「破壊不能オブジェクト化」

一般スキル:

「忍び足1」「隠密1」


「おおぉ!レベルは上がってると思ってたが一般スキルってのが生えてるな、なになに?忍び足1に隠密1か固有スキルと違ってレベル制なんだな」

どうやら一般スキル獲得には本人がどんな行動を取ったかによって得られるスキルが表示される様だ。

それよりもさっさと川を探して飯にしないとな。

そしてそれから2時間程移動していた時ザァーザァーと水の流れる音が聞こえてきた早速向かって見るとやっと小川だけどしっかりと水は流れていたので一安心、さてやっと飯にありつけるだが大切な事がある火が無い

「やべぇどうしよう火がねぇ、火がないと水も飲めねぇし兎の肉も食えねぇそうだ破壊不能オブジェクト化を案外いけるかもしれない、よっしゃー!やるぞ」

それから破壊不能オブジェクト化をつかって土を器の形にしてスキルを発動したらなんと形を保ったまま壊れない器が出来上がった火のほうは地球の知識を使いなんとか火を着けて焚き火を作ることに成功した。「やっと肉が食える早く焼き上がらねぇかな」そうして俺は1羽を丸々食べて残りは燻製モドキを作った、喉の乾きも潤すことができ今日は魔物に気をつけながら浅い眠りについた。

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