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子供達

 神木達也さんから、公人さんのことを調べている人がいるという連絡が来たので、千秋先生に伝えた。

 すると、某国からと考えられるネットワークのアタックが増えており詳細な前後関係の解明と、仮想環境の改修があるため、生命科学室への入室は禁止された。


 ちょうどいいので、優佳と大学の試験準備だ…

 私の部屋で優佳と一緒に勉強していたが、優佳が帰ったので私はリビングに行くと、沙織お姉ちゃんがお茶をしていた。

 少し疲れているかな?


 沙織お姉ちゃんによると、会社のネットワークへのアタックも依然続いているらしい。マスコミの対応はほぼ終わったが、まだ共同研究などの打診は続いている。

 そのため、沙織お姉ちゃんの忙しさは続いている。

 また、沙織お姉ちゃんによると、お父さんはAI関連でまだ儲けになっていないだけでなく、出費の回収めどが立っていないことからいろいろ言われることが多いらしい。

 お父さんの話題が出たので、沙織お姉ちゃんにお父さんと話した仮想空間の話をした。


 沙織お姉ちゃんが学生の時は、お父さんは成績についても、外出に関してもかなり細かくうるさかったのに、『詩織に対しては言わないなんて不公平!』って怒っている…

 沙織お姉ちゃんは少しストレスが溜まっているかも…


 私のそばに座っているバイスちゃんに密かに指示をして、沙織お姉ちゃんのところに行ってもらった。

 沙織お姉ちゃんにはあまり近づかないバイスちゃんが近づいてきたので、沙織お姉ちゃんの機嫌がちょっとは良くなった隙をついて私は部屋に引き上げた。


 兎さんが仮想空間のリビングを改善しまくったため、私の部屋に行くために廊下の出ると、兎さんや神木さんの部屋があると錯覚してしまうことが多くなった。

 仮想空間はさらに現実に近づけるらしいので、錯覚がひどくなるような気がする…


 現実空間か、仮想空間のどちらかを変更しないと、今後問題になりそう…

 本来なら、仮想空間を変更するべきなんだろうけど、兎さんのことを考えると現実世界を変えた方がいいかも。



 大学の試験もほぼ終わったので、千秋先生に状況を確認した。

 仮想環境の改修が終了し、現在5名を教育中らしい。

 今回は十分時間をかけて教育するらしい。


 現在は小学校の低学年で、ファンタジーエリアで森を走り回ったりしているらしく、都会の小学生よりワイルドな小学生になっているらしい。

 みんな、外が好きで森が大好きで授業をみんなで抜け出したりもするので、NPCの先生では手に余ることが多いため、神木さんと兎さんが先生をすることが多いらしい。


 最初は危険なことをして、木から落ちたりしたらしい。

 木から落ちても血がでたり骨折することはないが、怪我の程度で痛みが長く続くようにしているので、無茶はしないようになっている。

 かなり、ワイルドだけど、仮想世界でワイルドな小学生というのがイメージがつかない。


 名前は、颯人(はやと)悠人(ゆうと)理人(りひと)伊織(いおり)小織(こおり)で、神木さんと兎さんの名前に近い名前としている。

 最初から男この子、女の子として育てたためか、それぞれがその性別を受け入れて生活しているらしい。


 颯人は社交的、悠人は行動派、理人は協調性がなく一人行動も多い、伊織はリーダー、小織は控えめとそれぞれの個性が出てきているらしい。


 来週にはあっても良いと言われているので、会うのが楽しみだ。

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