表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
274/459

ドローンの映像

 フォボスの観察と中国ベースの観察?監視?が続いている。

 トリウム溶融塩炉も順調に発電しているし、鉱物の資源の精製のための化学プラントと順調に開発が進んでいる。


 まだ、タングステンなどは見つかっていない鉱物は多い。そのため、隕石の落下地点などを中心に探索を継続しているが、中国ベースの方角は探索範囲から除外されている。

 隕石落下の試験であたりは一応調べているので、あのあたりにはレアメタルはないと思うが、自由に探索できないのは面倒だ。


 気球型ドローンは渓谷の中でも活躍しているが、平原でも活躍している。

 重量を均等させているので、地上すれすれのため、ローバーの手?足?で地面を蹴れば移動速度はかなり早い。


 この動きはAIがシミュレーションで発見した効率のいい動作らしい。

 見た感じはバレリーナが重力を感じさせない動きをするが、それに近い。障害物の岩も華麗にジャンプで躱すので、バレエ音楽のシルヴィアが似合いそうだ。


 兎:「気球型ドローンは優雅に動くわね」

 悠人:「ワルツのリズムですね」


 兎:「そうね! 私はバレエ音楽のシルビアをイメージしているわ」

 悠人:「いいですね」


 颯人:「移動速度が早すぎますよ。電力供給を兼ねた中継地点の作成が間に合わないですよ」

 兎:「じゃ、それも大型の気球型ドローンを作って運ぶ?」


 悠人:「いいですねぇ。作りましょう!」

 颯人:「中継地点の機材を運べたとしても、その機材の作成にも時間がかかります」


 兎:「確かにそうね。遠く行くことだけではダメね。でも緊急に物資を運ぶ必要も発生するかもしれないから大型の気球型ドローンの作成は必要ね」

 悠人:「どのくらいの重量を運べるものを作りますか?」


 兎:「200kgぐらいでどう? これだと緊急時にドローンも運べるでしょ? どう颯人」

 颯人:「そうですね。いいと思います」


 兎:「じゃ、悠人、大型の気球型ドローンを作ってね」

 悠人:「わかりました」


 兎:「気球型のドローンの平原での動きも良くなったけど、渓谷での気球型ドローンの動きもいいわね。悠人が変更したのでしょ?」

 悠人:「そうです。森で木に飛び移ったりした遊びの動きを参考にしました。火星の重力は低いので、10mぐらいの裂け目なら気球型でなくても壁をジグザグに飛ぶことで着地できますよ」


 兎:「すごいわね。ん? 実際にやっていないでしょうね?」

 悠人:「シミュレーションです」


 兎:「本当? 試運転では無茶をしたんじゃないの?」

 悠人:「…」

 悠人と颯人を顔を見合わせた。


 兎:「無茶をしたのね」

 悠人:「機能試験ですよ。壊していないです」


 兎:「映像を見せて」

 悠人:「はい…」

 悠人がドローンの試験映像を流し始めた。


 ドローンの整備用の室内にある機材の上から地上に飛び降りたり、飛び上がったり、バク宙したりさせている…

 ん? 2回転宙返り? ひねりも入っている? これってムーンサルト? 火星だけど…

 かなり滑らかに動いているので、美しさがある。


 兎:「これって、悠人が操作しているの?」

 悠人:「そうです。教育データがあるので、今はアルジャーノンも同じ動作ができます」


 これって爽快感のある音楽が合いそう…

 悠人:「兎先生、壊していないですよ。動作の確認ですから…」

 兎:「爽快感のある音楽が合うと思っただけよ」

 悠人と颯人がほっとした顔をした。怒られると思ったのかな?


 悠人:「TimefliesのGlad You Cameが頭で流れていました」

 兎:「どんな曲?」


 悠人:「これです」

 悠人が曲を流した。

 兎:「かっこいい曲ね… このドローンの映像と気球型のドローンの平原での移動の映像は再生数が伸びそうね」

 悠人と颯人が頷いている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ