詩織のドラグスレイブ
千秋:「ドラグスレイブ?」
上から河野さんの声が聞こえてきた
『兎さんが小説の技ができるか試したもので魔法ですよ」
千秋:「ま、いいか」
河野:『実験は体育館でお願いします。バックアップ済みです』
私たちは体育館に移動した。
兎:「猫さんは変わりましたね」
猫:「わかります?」
兎:「だって、動きがスムーズで自然ね」
猫:「高性能MRIをつかって接続しているから、視覚、聴覚、触覚、嗅覚があるわ。味覚はないけど…」
兎:「そっか、味覚はないってことは、紅茶やケーキは楽しめないのね」
猫:「もしかして、改良しているの?」
兎:「かなり良くなっていると思うけど、評価できる人がいないの」
猫:「神木さんや他の子は?」
兎:「神木さんはお菓子はそれほど興味がないみたいだし、他の子はなんても食べるしね」
猫:「興味がない子ばかりだとねぇ」
兎:「猫さん、協力してよ」
猫:「味覚がないから協力できないし、太るじゃん」
兎:「味覚ができたら協力してよ。ここじゃ太らないでしょ?」
猫:「あ!そうか。全力で協力するよー」
千秋:「詩織、実験はしないのか?」
話に夢中になっていた… 「します!」
河野:『詩織さんの5M以内には入らないようにしてください。詩織さんは人のいない方向に撃ってください』
猫:「わかりました」
私は左手でメニューを出し、端末の画面を出し3Dモデリングアプリを起動した。
そして、ドラグスレイブを選択した。さぁ、ドラグスレイブだ!
ん?
猫:「あれ? 何も起こりませんよ」
兎さんが近づいてきた。
兎:「どんな画面が見えているのですか?」
兎さんが画面を出して、「猫さんの画面で、ここを変更してもらえますか?」と指示してきたので、それに従い変更する。
兎:「私からも見えるようになったわ」
猫:「見えてなかったの?」
兎:「デフォルトは見えないみたいね」
兎さんと私は設定画面を確認していった。ここが私と違うといろいろ変更した。
兎:「たぶん、猫さんの3Dモデリングの変更がアプリから許可されていなかったからじゃないかな?」
猫:「よし! やってみるね。離れて」
私はドラグスレイブを実行した。すると、上から下まで黒の服に変更され、大きな魔石?がついたベルトにネックレスとブレスレッド装着され、最後にマントが装着された。
口が勝手に動き呪文を言い始めた
『黄昏よりも昏きもの
血の流れより紅きもの…』
私の周りに風が巻き起こり、赤黒い閃光が起こり、私の両手から放射された。
体勢を保てないような爆発の風がこちらにも届いた。
すごい迫力! 本当に自分が魔法使いになった気分。鬱憤ばらしにはこれ以上はないわね。
毎月でも撃ちたいと思っていると、爆発の煙が晴れてきた。
あ、体育館は全壊? やばい?
全壊するとは思っていなかったので、おそるおそる周りを見ると、千秋先生が苛立っており、神木さんが唖然としており、兎さんが満足した顔をしていた。
兎:「試していなかったけど、撃つまえの風とか、前段階の光とかよかったわ。呪文の声の感じも修正したけど、神秘感が増しているわ」
河野:『兎さん、前回より破壊力が上がっているじゃないですか!」
兎:「私は撃つまえの風とか、前段階の光を加えただけで、威力は変えていないですよ」
千秋:「これは、禁止だ」
兎:「ものすごい広い部屋を用意して、外に影響ないようにして、安全にすれば撃っても問題ないでしょ?」
猫:「そうよね。安全にすれば問題ないわ。仮想世界にも気晴らしも必要だもの」
千秋:「…気晴らしは必要なのは認めるが… 検討する」
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