表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雨は降る  作者: 坂本瞳子
84/125

雨降りの映画館 (三六)

オレはミキに手を合わせて冥福を祈った。心のなかで本当にそう呟いた。

手を戻して部屋の中へ向き直ると、香里ちゃんはオレを見てた。蔑むようにでも、睨みつけるのでもなく、オレを見てた。オレはなんだか目を合わせていられなくて、窓の向こう、降り続く雨を見るようにした。

オヤジはその場に正座した。オレの膝を腕を引っ張って、オレにも正座させた。

オヤジは深々と前身を倒した。それは土下座のようにも見えた。オレも同じようにしなくちゃいけないんだろうか。なんのために?少し迷った。オヤジはオレの腕を引っ張って、同じようにしろと催促してきた。だからなんとなく前屈みになった。

「この度は誠にご愁傷様です。」

オヤジの声は少し震えているようにさえ思われた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ