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雨は降る  作者: 坂本瞳子
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土砂降りの駅前(一)

改札を通ったところで土砂降りの雨だ。少し待ってみるか。昔だったら奥さんか子供か、傘持って迎えに来てくれたんだろうな。とはいえ、自分の場合は迎えに来てはくれなかったか、どのみち。ふう。どっちにしても、この雨はやみそうにないな。最近は「ゲリラ豪雨」とかいう。「夕立ち」でも「土砂降り」でもない。

喫茶店にでも入って軽く夕食も済ませるか。ラーメン屋でも、飲み屋でもいい。でもこの辺りは大して店もないし、皆考えることは同じで、どこも人がたくさんいそうだ。

ちょっと、本屋にでも立ち寄って時間を潰したいところだけれど、あっちの書店はとうに閉店してしまったし、コンビニはどこも最近立ち読みもさせてくれない。

はぁ、どうしたもんか。とりあえずスーパーにでも行くか。


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