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雨は降る  作者: 坂本瞳子
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校庭に降る雨 (一)

雨が降ると憂鬱だ。それを理由に学校を休もうかと思ったけれど、そうもいかない。


教師って、そう滅多に休めない。

慶弔休暇はむしろとらないと心配されるけど、多少の体調不良では休めない。もっとも、感染するような病気には敏感な昨今、熱はもってのほか、喉や鼻に顕著な症状があると休むように勧められる。とはいえ、自習にすると保護者からクレームを受けることもある。代行の先生にも少なからず嫌味めいたことも言われる。

教職は自ら望んだもので、希望する職につけた自分はしあわせで、それなりに充実もしてる。とってつけたように言うけれど、生徒たちだってかわいい。

けれど、雨の日は休みたくなる。

いや、雨を言い訳にして、日常は抑えつけてる願望がはみでてしまうことを許容しているのかもしれない。そんな気がしてる。

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