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雨は降る  作者: 坂本瞳子
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雨降りの映画館 (二〇)

家に入ってった子供の頃のミキの寂しそうな背中がまだ見える…ってとこで、目が覚めた。

重い。オレに覆い被さってる背中を刺されたミキの頬が冷たいのを、オレの頬が感じてる。雨の降る音が耳のそばで聞こえてる。もっと遠くで、救急車のサイレンが聞こえてる。

数人の男たちがミキの手足をつかんで、オレの身体から引っぺがしてる。

ミキはストレッチャーに乗せられたみたいだ。

オレの頬の横で誰かが話しかけてる。

「だいじょうぶですか?」

「いや、ダイジョーブじゃねぇし」って言いたいんだけど声が出ない。ヘルメット被ったコイツは救急隊員みたいで、腹んとこについたミキの血が、オレ自身の出血かを確認し、どっか刺されてないかとか、殴られたとことか確認してくれてるみたいで…、ああ、オレもストレッチャー乗せられて、救急車乗せられて…。

あれ?

もうすぐ扉閉められそうだけど、向こうの赤い傘…、あれ、香里ちゃんだよなぁ…。

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