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雨は降る  作者: 坂本瞳子
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夜遅くの雨 (四)

風呂からあがって、ざっと身体を拭いて、ガシャガシャわしゃわしゃと頭を拭いて鏡に見入る。

うん、やっぱり顔はいんだよ。

ふん。早く寝よう。あー、明日も雨降るのかもしれん。電車内で見た動画がそんなこと言ってた気がする。

傘用意しとこう。

ビニール傘、三、四本あるうちのどれか一つ、骨が折れてたのがあった気がするんだよな。朝はバタバタしそうだから、いまのうちに確認しとこう。

これは大丈夫。なんか、ビニール、埃被ってるけど。

こっちも、うん、まぁ、開ける。特に傷んでないか。

これか?あー、これだ。一本、骨が折れてんだよな。これ、明日捨てる。んー、ほかのと混じって分からなくなりそうだ。あ、持ち手んところ、テープ…バンドエイド貼っとこう。

もう一本も念のために確認しとくか。

あれ?これ…。えーっと…、これ、「ネームバンド」っつーんだよな。この、傘の羽っつーかを束ねて留めるやつ。ここのこのボタン、なんか随分かわいいな。ん?なんでおれ「ネームバンド」なんて知ってんだっけ。なんか、これ、大事なやつなんだっけか…?

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