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雨は降る  作者: 坂本瞳子
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喫茶店にも雨は降る(五)

そしてため息がひとつ。

ため息をつくと幸せが逃げていくって言ったっけ。幸せなんて、持ち合わせてたかな。

「今日は夏菜子だけが主役になっていい日なんだよね。」

披露宴の受付しながら既婚者の友里江が放った言葉は、ことのほか私に変なプレッシャーを与えてくれたのを思い出した。友里江はよく私のため息に気づいてその度に注意してくれたのに、この日ばかりは注意しないでこう言ったんだった。そういえばこの日も雨で、私はそのことが少し嬉しくて、自分はどんなに嫌なヤツなんだろうかと自己嫌悪した。

小雨に降られながら憂鬱そうな顔をしていただろう私のことを、友里江は颯爽とかわしてくれたんだったなぁ。

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