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雨は降る  作者: 坂本瞳子
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雨降りの映画館 (七)

一人の男がまさにオレを殴ろうとしたそのとき、右後ろにいたねーさんが鞄で思いっきりそいつをぶったたいてくれた。オレはその隙に出口に向かって一目散に逃げた。

もう一人がオレのことひっ捕まえようとしたけれど、メガネくんがいい具合に盾になってくれた。

オレはまだふらふらヨロヨロとしてたけど、なんとか映画館を出てエレベーターのボタンを押した。

エレベータの扉が開くと、オレに絡んできた五人組の三人が乗ってた。オレは急いで非常階段に向かって走り出した。建物の外側の階段に出ると、雨はさっきよりも強く降っていた。オレは急いで階段を駆け下りる。三人、いや、まただよ、五人が追いかけてくる。オレはとにかく階段を降りて、建物を曲がって、また小路に入って、右に曲がって左に曲がって、走り続ける。雨に打たれながら。

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