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店の中、雨は降らない (四)
「あっ。」
ねぇさんの台みると、7の数字が揃ってた。ジャラジャラ玉が出てくる。ねぇさんビックリして、オレの方見てなんか言いたそう。でも、言葉が見つからないんだろうな。
スギちゃんがドル箱持ってくる。
「珍しいですね、隣り合わせでよく出てる。」
「だよなぁ。」
「そっちの列、なんか仕込んでんじゃないの?」
「んなわけないっすよ、しづかさん。」
なんだ、背中合わせにしづかがいたのか。
「おねぇさんのはビギナーズラックっすよねぇ。」
一、二、三、四、五。
「あ、は、はい。」
はは、なんか反応遅いんだよな。
「おねーさんも雨宿り?」




