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始まり

駄文ですので、指摘があれば是非教えてください。また、日記の様な緩さなので、言い回し等不快な場合があります、ご注意ください。私的な考え方を致しておりますが、特定を否定、または中傷する意図は一切ありません。記憶が曖昧な部分はありますが、事実を書いたつもりです。多少の脚色はあります。


東京長野間ママチャリで帰省  2017年8月16‐17日


 どこから話を始めようか。そうだな。まずは現在、執筆しているこの状況を書いて行こうか。帰省が済んで翌日18日。筋肉痛と日焼けに苛まれながらコンビニのフードコートで水っぽくなったコーヒーを啜っている。そんな感じで書いている。まずはこの文章が読まれている時点で無事であることは確認できただろうけれど、ケガも無く、ママチャリも元気だ。

 んー、順々に書いて行こうか。まずは、どうしてわざわざママチャリで実家に帰ろうだなんて思ったか。自転車を漕いでいた二日間については必死だったこともあって記憶が曖昧だ。だから、たぶん今の気持ちと当時の気持ちを混同して書いてしまうと思う。予め断っておきますね。それと、個人情報保護のため、若干の装飾は加えると思います。では、8月3日に飛びましょうか。


8月3日

 大学のテストが終わって、帰省する事にした。東京に一人暮らし。このまましばらく一人で過ごしてもいいけれど、一人で家にいても引きこもりの様な生活に戻ってしまう。引きこもりと鬱で大学を留年してしまっているのだから尚更だ。現在、大学5年生、6年が確定してしまっている状態だ。世間一般的に見れば、引きこもりニート路線の社会のクズと呼ばれても仕方がないような生活を送ってきた。しかし、家族の助けもあり、大学生活で初めてテストすべてを受けた。単位の取得具合はそこそこと言ったところか。気分は少し晴れやかで、気持ちよく凱旋出来そうだった。

 急いで東京のアパートの部屋の掃除や洗濯を済ませて、家を出た。自転車はおいたまま、駅まで歩く。中央道をバスで帰る予定だ。この時はまだ、自転車で帰ろうだなんて微塵も考えてはいなかった。


 実家に帰り、自動的に出てくる温かいごはんは文句なしにおいしい。

 東京で一人暮らしを始めて良かったことの一つだ。おいしいとちゃんと伝える事の重要性と、心からそう思って言える事だ。大学の事や、単位の事を話しているうちに、自動車免許の話が出てきた。そう、何を隠そう、僕は齢24(実は浪人もしている)にして免許を持っていないのだ。最近の若い人でも免許を持ってない人はいる。そう噂で聞こえてきてはいたけれど、それはきっと僕のことだ。他のそういう人たちはきっと考えた上でのその選択だろうけれど、ご存じの通り、地元は長野だ。車での移動は必須と言って過言ではないだろう。地方に行けば行くほど足となる車は必要だ。僕はいままでサークルが忙しいだの、必要ないだのとのたまわったが、ついに決断の時だ。

 昨日2日、東京を出発する前に大学の友達と飲んでいた。その時に車の免許の話があがったこともあって、すんなりと僕は免許を取ることを決めた。そうして、すぐに自動車学校に電話した。その教習所の近くには図書館があった。この夏は充実したものにしようと決めていたから近い自動車学校もあったけれど、8,9キロ離れたところに予約したのだ。

 そこで送迎のバス等もあったけれど、自転車があれば図書館にも通うことが出来る。親は車で自転車を取りに行こうかと提案してくれた。しかし、僕は何を思ったのか、「自転車で帰ってきちゃうよ」大丈夫大丈夫と軽いノリでそう言ってしまった。その時は冗談半分だったし、親もそう受け取ったのかそこまで取り沙汰にしなかった。


 実家に帰ってきて、僕はこの夏の目標の一つにTOEICの点数を上げる事を決めていた。僕に足りないのは単語力だったので、大学受験に使っていた単語帳の一つを毎日やることを義務付けていた。その単語帳のタイトルは「英単語ピーナッツほどおいしいものはない」。実にばかばかしいタイトルだと僕も思う。金から銅まで三冊あって、レベルが分かれている。大学受験では2周するだけでやめてしまった。けれど、大学の4,5年間でまともに勉強していなかった僕にとっては単語がただ羅列してある辞書の様な単語帳に挑戦する勇気はなかった。この夏にほかにやりたい事がたくさんあったので、銅一冊を何周もしようと決めた。母親が銀までガチで勉強して、英検準一級を取っていたので信頼は厚い。まるでピー単の回し者だと思われそうだけれど、説明させてくれ。それぞれの単語帳には777のピーナッツが入っている。もちろん熟語の様にいくつかの単語と一緒になっているから、全部で1500くらいの単語は覚えられるだろう。ピーナッツに入ってる豆と同じだ。すべてテスト式になっていて、ページの左端にはピーナッツくんが絵とともにアドバイスをくれる。テストはすべてで8つのブロックに分かれている。だから約一週間で一周できる。それに大昔とは言え、何度か回ったこともあっていくつかは覚えている。とまぁそんな感じで僕がこの珍妙なタイトルの英単語帳に思い入れを持っている事は分かってもらったところで話を元に戻そう。(今後話には影響しません。すみません。)

 その他にもやりたい事はあったので、とにかく実家に帰ってきてからは図書館へ出向いたり、コンビニのフードコート、現在進行形でお世話になっているここだ。そんなところで勉強したり、本を読んだりしていた。本当に数時間だけでも座って自主的に勉強をすることが久しぶりで少し楽しかった。進むページがまるで目標へ近づいている様でテンションが上がる。


 気付けばお盆。地元の友達に会ったりはしたけれど、割愛させてもらう。去年はお盆に行ったかすら覚えていない。今年はちゃんとおじいちゃんおばあちゃんに会いに行った。腹ごなしに一人、人気のない真っ暗な道を歩きながらお盆は不思議なイベントだな、と思った。

 お盆自体は迎え盆、送り盆とあるように、先祖を迎えに行って、パーティーして、またねって挨拶するイベントだ。ちゃんと提灯の火が消えない様に家まで持ってきたし、家を出る時、戻ってきた時にはかんば焼きをした。調べたところ、お盆の慣習にも地域差があるようだ。長野では家の門の前でかんば(白樺の木の皮)を焼き、先祖が迷わない様にする。まぁあれだ、提灯の火持ってきてはいるけれど、遅れてきたりする先祖様のためのセーフティーネットの様なものだと思って大丈夫だと思う、たぶん。


 死後の世界は知らないから、先祖の皆さんも働いていないとは断定も出来ないし。それこそギリギリまで仕事している方々がちゃんと来れる様にするのは大事な事だ。でも、あの世に仕事がなくて遅れる先祖は寝坊だろうか? 僕も朝は弱いから共感する。一年に一度のお盆休みは貴重だろうな。でも彦星と織姫が会える日が一日だけだからまだマシか。僕がひねくれているからか、もし、先祖を迎えるのがお盆で、本当に来てくださってるのだったら、時が流れれば流れるほど、大量のご先祖様が来てくださることになる。そうか、だから食べきれないほど料理が出てくるのか、書いていて納得した。けれど、大量のご先祖様が来てくださるのはありがたいけれど、多すぎるのも居心地が悪いはずだ。だからきっとあれは交代制だろう。今年はおまえさんが行きなさい、あ、どうもすみません、的な。きっとこうなっている。でも分家とかの場合はどうなるんだろう? 霊体だから分身とか出来てるだろうか。まぁ実際は分からないけれど、否定する事も出来はしないのだから、そういう事にしておこう。また、話が脱線してしまった。


 話を再び元に戻そう。如何せん夏はイベントが多くて伝えたい事がいっぱいだ。夏の絵日記のためにそうなっているのか? やばい、また脱線する。とまぁ、お盆でもピー単はちゃんとやったりはして、とっくに社会人やってる従兄妹に会って仕事の話を聞いたりして、お盆も無事に終わった。と、言いたいのだが、冒頭にあるように、16日の送り盆の日、僕はすでに東京を出発している日だと気付くだろう。教習所の関係で、18日辺りには長野にチャリンコがなくてはならなかった。その為、東京から長野まで帰省スタートは16日が望ましかったのだ。だからまだおじいちゃんおばあちゃんの家にいるだろうご先祖様を迎えはしたものの、送らずに僕は東京に戻った。


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