表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スカイ・ロア  作者: えむ
六、存在意義
21/25

01

【接続を確立】

【神経系のコネクトは問題なく完了しました】

【兵装ユニットのオートメーション機能を、】


 いい。


【マニュアルにしますか?】


 寄越せ。私に。全部を。


【マニュアルモードに移行しました】

【有視界飛行状態です】

【全システム・起動を確認しました。機体ブラン・エフェメラルはこれより、パイロット、ブラン・エフェメラルに主体思考を全任し──漆原蒼衣に全任し──】


 ……ブラン。


【──補助演算に徹します】


 ありがとう。


   *


 夕闇が迫る空を、二つの光が駆け抜ける。

 一つは白。菱形流線形の機体ブラン・エフェメラル。

 もう一つは黒。人型機体オニキス・ライト。

 オニキス・ライトはブラン・エフェメラルの正当後続機シリーズである。有する単騎のスペックは先代の能力を基礎に、大幅に底上げされている。

 しかし、この二機を比べた時、違う点が更にいくつかある。

 その中の一つ。パイロットが持つ感情。

 初代機ブラン・エフェメラルは、パイロットの神経系を直接機体に接続して稼働するため、感情よけいなものは取り払われていた。感情を持たないパイロットの育成を要していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ