3.5 見張り視点
見張り視点だけで 丸々1話使っちゃたよ。
しかもまた戦闘に至らないし
色々描きたいけど、長くなりそうなので、割愛
主人公視点ではないということで、3.5話始まります
「ふぁ~~、クソ眠い」
見張りの一人が大きなあくびをし、呟いた それをほかの見張りはからかうように言った。
「昼間っから酒かっくらいやがて、てめぇが悪いんだろーが」
「うるせぇな 交代にはまだ時間があっただろうが、どうして二人も動員すんだよ」
酒を飲んでいた見張りの文句にもう一人の見張りが当然のように答えた
「そりゃーお前、獣人姉妹セットの方が高く売れるからだろ」
「つっても結構、深くやっちゃてるからそこら辺の魔物に食われてるかもな」
「まったく、中途半端にやりやがって うちの頭はよー」
「まぁ落ち着けって その分強えーから隠れ蓑としちゃー上出来だ」
三人の見張りは話を続ける。どうやらシャルロッテの妹カテリーナは人身売買に賭けられるようだ 彼らの装備を見てみると、小型の斧、両刃剣、弓矢の武器を携帯している、彼らは喋りながらも周りに気を配り、目的の物が来るのを待ち構えている。
その時、近くで誰かの気配がした。 あの獣人かと思ったがすぐにその考えを否定した。何故ならあの獣人なら怒り狂うように殺気を撒き散らしこちらに走ってくるからだ、だからコイツは偶々近くを通りがかった、不幸なやつだと思った。
「オイ!誰だ、そこにいる奴」
「早く出ってきた方が身のためだぜ」
そう言うと、持っていた弓でそいつが近くにいるであろう木に向かって、矢を放った。 ただ、身のためと言うのは不幸な訪問者ではなく、衣服や武器、防具特に金や金目の物を血で汚さないため、つまりは自分たちのためである。
「ヒッ、でっ出てきました」
出てきたのはおよそ20前後の男だった。その姿を見た見張りたちは、内心舌打ちをした。
そもそも見張りとゆう役回りは、退屈だ。来ない時は来ないが、何かがあったさい、居なければ最悪の事態を招く危険があるので置かないわけにはいかない。
だがそれでも利点といえば、女 それも豊満なものを持っていれば尚の事良い、だが複数人見張りがいた場合、取り合いになり、頭にばれた時に取られることがある、故に不幸な女の訪問者が来た時に騒動を起こし、頭にバレ、取られるよりもそちらの方が良いと言うことだ、頭にも騒動を起こすか、飽きれば貰うことを条件にして、見張りの数を一人にした。
「誰だ、テメェは」
「はっハイ、自分は」
「ああ、いいやさっさと金と金目の物を置いて、どっかに行け」
勿論 逃がす気など一切ない
後ろを向いた瞬間、弓矢で撃ち殺す気でいるのだ。
男が武器らしい武器を持っていないことから、少し遠くまで来てしまったどこかの村のガキかもしれない可能性もあるので、後を追うのもいいかもしれない。
「ああそうだ、この近くで獣人を見かけなかったか?」
「ええっと、それならあそこに」
その問いを見張りに聞かれて男 朧は少し遠くの茂みを指差した。
「なっ、」
そこから現れたのは女獣人 シャルロッテである
次回も戦闘描写できるかな?
てゆうかちゃんと、描写できるか、そこが問題