表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
灰色は世界の色を知る  作者: 鴉の琥珀
プロローグ
7/8

黒の者達

あの場所ちかろうからあの子に出されて大きなはこのようなものに乗せられた。おじさんがボクの上に布を被せてじっとしてろって言ってきたからボクはじっとしてた。そしたら、ゆれ始めてびっくりする。

長い時間そうしていた気がする。いきなり布が取られてはこから降ろされた。


「坊主・・・・。俺様が頼まれたんはここまでだ。この森の向こうは鴉国がある。おめぇさんは、そこまで逃げるんだ。そこまで行ったらLUCE(ルーチェ)の連中も追っては行けないだろうからな。」


おじさんは醜いって言われてたボクの頭をなでてきた道をもどっていった。ボクは言われた通り森の中を歩いた。歩いて歩いてもらったミルクとパンもなくなってそれでも歩いた。そしたら、あの子が持ってきた絵本の中に出てきた場所に着いた。のどもカラカラでそこに近づくけどフラフラして倒れて少し疲れたからそのまま眠ることにした。


―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ココは王都の近くにある森でわたくしは趣味の遠乗りに来ていました。すると、風精達が焦っているように騒いでいました。気になって馬を止めるとわたくしの婚約者であるティートが声をかけてきた。


「ノエル様?いかがいたしました?」


近づいてきた彼に風精達(かのじょたち)の様子がオカシイと告げようとすると風精達のざわめきが大きくなったことに気付きわたくしは走り出しました。


「ティート。風精達が・・・・・・。」


「姫!いけません!!」


彼の静止を聞かずに木々の隙間を走り走り、すると開けた場所につき辺りを見渡すと小さな子供が倒れていました。慌てて子供を抱き息があることを確認しました。


「........その子供は?」


追いついてきたのか彼は後ろからやって来て子供を覗く。


「分らないわ・・・・。倒れていたことしか。」


子供を見れば体のあちこちに傷があることに嫌でも気付きました。


「親は何をやっているんだ・・・・。」


呆れた顔で彼は辺りを見渡すが何もいない。わたくしに筒を渡して来た為わたくしは筒から数滴の水を子供の唇に垂らし湿らせると子供は薄っすらと目を開けた。


「・・・・・ぅ・・・ぁ、ぅぅ?」


銀色の瞳が(・・・・・・・)二人を捉える。


「ひめ!離れてください!」


彼は声をあらがえ腰に下げていた剣に手をかけると子供に刃を向ける。子供は自身に向けられた剣に驚くわけもなくただじーっと見ていました。わたくしは子供を守るように抱しめて彼に剣を下ろすように言いました。


「ティート!剣を下ろしなさい!!子供に剣を向けるなど誇り高き鴉の騎士(・・・)のすることですか!」


そう言うとシブシブ彼は剣を鞘になおした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ