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灰色は世界の色を知る  作者: 鴉の琥珀
プロローグ
6/8

黒の者

深い森の中を二頭の黒馬コクバがかけ走る。

日の落ちてきた森が赤く燃えている様に感じ彼女は楽しそうに笑う。

黒馬に乗る漆黒の男女

ふと彼女は気付く 風精達のざわめきに


「あら?」


綱を引き馬を止めた彼女を不思議に思い男は振り返る。


「ノエル様?いかがいたしました?」


男は馬から降り漆黒の彼女に近寄っていく。


「ティート。風精達が・・・・・・。」


彼女は周りを見渡して何か見つけたのか漆黒のドレスを持ち木々の隙間に走っていく。彼女を追って走り出す。


「姫!いけません!!」


走り出した彼女に声をかけるが彼女は振り向かず走り続ける。一度、姿を見失ったがティートは追いついた。たどり着いた場所は小さな泉。

彼女は幼い子供をその腕に抱いていた。


「........その子供は?」


周りを見渡しながら彼女と黒髪の子供に近づいていく。


「分らないわ・・・・。倒れていたことしか。」


子供を見れば体のあちこちに傷があることに気付く。


「親は何をやっているんだ・・・・。」


筒から数滴の水を子供の唇に垂らし湿らせると子供は薄っすらと目を開けた。


「・・・・・ぅ・・・ぁ、ぅぅ?」


銀色の瞳が(・・・・・)二人を捉える。


「ひめ!離れてください!」


腰に下げていた剣に手をかけ子供に刃を向ける。

ティート・フィデリオ 


黒髪黒目

聖騎士でRAVEN―鴉国カラス―第二王女と恋仲



ノエル・鴉・ノワール

鴉国の第二王女

遠乗りが趣味

黒髪黒目で腰までのロングストレート

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