第十九話 完全人型と甘い朝
朝日が城の寝室を柔らかく照らす。カーテンの隙間から差し込む光が、静かに二人を包んでいた。
リリィは完全人型となり、すらりと伸びた髪を整えながら、まだ眠そうな瞳でカインを見上げる。
「おはよう、カイン様……」
小さな声に、カインはゆっくりと目を覚まし、穏やかな笑みを浮かべる。
「おはよう、リリィ……今日も本当に美しい」
リリィは胸の奥が甘く熱くなるのを感じながら、そっとカインの頬に唇を重ねる。
「おはようのキスです……」
カインは驚きながらも、すぐにリリィを抱き寄せる。
「リリィ……その甘い仕草、我の心を完全に奪う」
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カインはデコに、頭に、頬に、そして唇に順に優しくキスを落とし、耳や髪に手を添えて愛撫する。
「おまえのすべてを、我は受け止め、守る」
リリィは甘く身を震わせ、頬を赤く染め、耳が少し後ろに倒れる。
「カイン様……私も、カイン様のそばにいると朝から幸せです……」
カインは唇を再びリリィの唇に重ね、長く甘く朝のキスを交わす。
「我がおまえを愛するのは当然のことだ。リリィ、おまえは我だけの宝物だ」
リリィは耳を静かに伏せ、尻尾を小さく揺らしながら、全身で幸福を感じる。
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朝食の間も、二人の手は離れない。
リリィが一口食べるたび、カインは髪に触れ、肩に腕を回し、甘い囁きを絶やさない。
「リリィ、おまえとこうして朝を迎えるだけで、我の心は満たされる」
「私もです……カイン様」
リリィは笑顔で応え、身体を少しカインに寄せる。
食事が終わると、二人は庭に出て散歩する。
朝の光の中、リリィはカインの手を握り、時折小さく身をすり寄せる。
「リリィ……今日もおまえの笑顔が我を幸せにする」
「私も、カイン様に毎日愛されると、元気になれます」
カインは耳元で囁き、唇をそっと重ねて甘くキスを落とす。
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軽く庭の散歩をした後、二人は城内に戻り、書斎で静かな時間を過ごす。
リリィは膝に顔をうずめ、カインの胸に寄り添う。
「カイン様……私は完全人型になれましたけれど、これからもずっとカイン様のそばで甘えたいです」
カインは頬に微笑みを浮かべ、リリィを抱きしめる。
「もちろんだ、リリィ。おまえが望む限り、我はおまえを溺愛する」
デコ、頭、頬、唇に順々にキスを落としながら、カインは甘く囁く。
「我の愛は独占的で完全だ。おまえは我だけのもの、リリィ」
リリィは全身で幸福を感じ、耳と尻尾の残像のような動きで甘えながら、カインの胸に顔を埋めた。
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その後も、二人は日常の小さな時間を共に楽しむ。
読書を一緒にしたり、軽く訓練をしたり、互いの手を握りながら穏やかで甘い時間を過ごす。
リリィは完全人型としての自信を持ちながらも、カインの腕の中で甘えられる幸福を全身で感じる。
カインはリリィの髪や頬にキスを落とし、独占的な愛情を惜しみなく注ぐ。
朝から昼にかけての甘く幸福な時間――
完全人型になったリリィと、溺愛で独占的なカイン。二人の絆はさらに深まり、甘い日常が静かに、しかし濃密に流れていった。




