第18話リリィの想いを伝える夜
城の書斎、暖炉の火がゆらゆらと揺れる中、リリィはそっとカインの隣に座った。
胸の奥がぎゅっと締め付けられるような緊張と、甘い期待が入り混じる。
「カイン様……私、改めてお伝えしたいことがあります」
カインは静かに微笑み、リリィの小さな手を自分の手で包む。
「何でも言え、リリィ。遠慮はいらん」
リリィは小さく深呼吸をして、心の奥にあふれる思いを一つ一つ言葉にした。
「私は……ずっとカイン様のそばにいたいです。耳や尻尾が残っていて、人型に完全になれなかった頃も……ずっと、カイン様に愛されたいと思っていました」
「それだけじゃなくて……私、カイン様のそばで、もっと強くなりたい。カイン様を支えられる存在になりたいんです」
言葉を紡ぐたびに、リリィの耳は少し後ろに倒れ、尻尾は小刻みに揺れる。
カインはそっとリリィの肩に手を回し、デコに唇を押し当てる。
「リリィ……その想い、すべて我は受け止める。おまえのすべてを、我が愛している」
リリィの瞳が少し潤む。
「でも……まだ私は不完全で……」
言葉を詰まらせるリリィに、カインは優しく微笑む。
「不完全だと感じるのはおまえだけだ。我から見れば、おまえは十分に愛おしく、美しい」
カインはデコ、頭、頬、唇に順に甘くキスを落とし、耳と尻尾を撫でながら囁く。
「おまえの成長も、弱さも、すべて我は受け入れる。だから安心しろ、リリィ」
リリィの身体は甘く蕩け、胸の奥が幸福でいっぱいになる。
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リリィは小さく頷き、胸の奥の想いをさらに打ち明ける。
「私……カイン様が私を独り占めしてくれるその気持ちが……嬉しいんです。怖くても、愛されていることを感じると、私、もっと頑張れる」
カインはその言葉に微笑み、リリィの手を握りしめる。
「リリィ……我がおまえを愛する理由は簡単だ。おまえは我のすべてを映す存在だからだ。我がおまえを守り、甘やかし、愛するのは当然のことだ」
「おまえのその純粋さ、懸命さ、弱さ……すべてが我を惹きつける」
リリィは耳をぴくりと動かし、尻尾を小さく巻きながら胸の奥で甘く震える。
「カイン様……私、もっとカイン様のそばで……」
「我のそばにいろ、リリィ。我はおまえを離さぬ」
カインはリリィを抱き寄せ、デコ、頭、頬、唇に深く甘いキスを落とす。
「我の愛は独占的で完全だ。おまえが何を思おうと、誰が何を言おうと、リリィは我だけのものだ」
リリィはカインの胸に顔を埋め、耳と尻尾を静かに伏せながら、全身で甘く溺れた。
努力してきた人型の訓練、焦り、渇望、すべてがこの瞬間に幸福に変わる。
夜の書斎には二人だけの甘く濃密な時間が流れる。
リリィはカインに自分の想いをすべて伝え、カインはそれに甘く応え、二人の絆はより深まった。
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