どう思った?
感想をたくさんいただきます!
どれもとっても嬉しくて、何度も読み直して幸せになっています!
感想は、1人何回でも嬉しいです!そして、お話の考察も参考になりますので、これからも感想を届けていただけると幸いです!
「あ、樹。明日さぁ、買い物付き合ってよ」
夜。俺が寝ようと部屋に向かっている途中、姉が声をかけた。
「明日は、友達と出掛けるんだ」
「そっかぁ……あ、貴也くんと楓くん? だっけな」
何度か家に遊びに来たことのある貴也と楓のことは、覚えているようだ。
「それと……亜澄と、紗理奈さんも」
「あぁ、亜澄ちゃんね~! って、『紗理奈さん』って誰よ!?」
姉が一気に詰め寄ってくる。そうだ、俺が女子の名前を出すとすぐこうなるんだ……。言わなければ良かったと、毎回思う。
「普通にクラスメイトで友達だから」
「へぇ~……今度、その4人に会わせてよ」
「はぁ? 何でだよ……」
妙にニヤニヤした姉が、そう言った。会わせるって……家に連れて来いということか。
「ま、いいよ。買い物はまた行こう~、おやすみ」
自分の部屋に入っていった。
「……なんなんだよ……」
俺も、自分の部屋に入って、電気を付けた。
ベッドに座り、スマホに入ってる予定を改めて確認する。明日の9時に、駅前集合だ。
明日に備えて早く寝ようとした時、机に置いたばかりのスマホが震えた。
「ん……亜澄?」
電話を掛けてきたのは亜澄だった。
「亜澄、どうかしたのか?」
怖い夢でも見たのだろうか。
〔樹。ごめんね、夜に〕
「別にいいけど……明日は予定あるから、早く寝ろよ」
〔うん。でも、樹に今聞いておきたいことがあってね〕
聞いておきたいこと……? 直接でもなく、電話で、今聞きたいこと。
「なに?」
〔……私がさ、彼氏できたって言ったときどう思った?〕
それが、今聞いておきたいことなのか?
どう思った、か……。
「先越されて悔しいって思ったし……応援してやろうって思ったけど」
〔そっか。ごめん、急に変なこと言って〕
「だから別にいいって。ていうか、その彼氏って誰なんだ?」
立花は違うって言ってたし……学校で、俺が見る限りではそういう雰囲気の男子は居なかったはず。
帰りも俺と帰ることが多かったし……
〔じゃあ、おやすみ! また明日ね~〕
「あ、おいっ!」
下手な誤魔化をして、電話を切られた。
「……何で教えてくれないんだ……?」
不審に思いながらも、言いたくない理由があるのだと思い、寝ることにした。
明日は、ずっと楽しみにしていた日だ。
紗理奈さんも、楽しめるといいなぁ。




