夏休み
100,000pvありがとうございます!
「明日から夏休みだが、羽を伸ばしすぎず……」
ホームルーム、先生が話している。明日から夏休みだ。
テストは無事に終わり、点数も良かった。先生からも褒められて順調。
他のみんなも赤点はなかったみたいで、無事に遊べる。
「樹くん、テスト前はありがとうね。教えてもらったところ、丁度問題に出てきたわ」
「お、良かった。紗理奈さんこそ、勉強に集中できるようにお菓子とか作ってくれてありがとう」
自分の勉強もあるのに、糖分が取れるようなクッキーを俺たちにくれた。
それに、家の手伝いもしているらしい。勉強と家のことを両立している紗理奈さんは、かっこいい。
「樹、紗理奈! 何話してんの?」
「普通にお礼言ってた」
「あぁクッキー! ありがとな~、あれめっちゃ美味かった!」
「勉強、集中できたよ。ありがとう、紗理奈さん。」
お礼を言われる、名前を呼ぶ、呼ばれるたび、紗理奈さんは嬉しそうだった。
「いよいよ夏休みだね~!」
「遊びまくろうぜ!」
はしゃぐ楓に、貴也が釘を刺す。
「先生も言ってたでしょ、羽を伸ばしすぎずって……夏休み明けにまたテストあるんだからさ」
「うぐっ……貴也はもっと嬉しそうにしろよ!」
「普通にしてるでしょ」
まぁ、楓が顔に出すぎるだけだけど……貴也も、あんまり感情が表に出るほうではないよな。最近、ちょっとだけ分かるようにはなったけど。
「みんなー!」
亜澄が、教室の出入り口から俺たちを呼んだ。
「おー、亜澄! ホームルーム終わったか?」
「今終わったの。楓と貴也の声、廊下まで聞こえてたわよ?」
「えっ嘘!?」
亜澄と楓はすっかり打ち解けて、よく楽しそうに言い合ったりしてる。
紗理奈さんと貴也もだ。2人とも、話している時によく笑う。
「ちょっと帰りにどこか寄らない?」
亜澄の提案で、俺たちは近くのファミレスへ。
「友達と放課後ご飯なんて夢みたい……」
紗理奈さんは、どうやら初めてみたいだ。貴也に色々聞いたりしている。
「なんか食う? 俺パフェ!」
「そんなに食べたら夕飯食べられなくなるでしょ……」
貴也の注意なんて聞かずに、楓は大きいパフェを注文。俺たちは、それぞれドリンクとケーキ。
「俺、みんなとこんなに仲良くなれると思わなかったなぁ……」
楓がそう呟いた。




