勉強会
俺と湊さんは、放課後図書室で勉強をしている。うちの学校は図書室と自習室があって、自習室は塾の時間まで勉強する人達で埋まっていて、そもそも使えないのと、喋れない。図書室は、小声でなら少し喋っても問題ない。
「昨日教えてもらったところ、今日の授業で使えたわ。ありがとう」
「ううん。それなら良かった」
今日も、荷物を持って図書室に行こうとしたんだけど……
「樹、湊さん! 俺らも一緒にいい?」
俺と湊さん、それに加えて楓と貴也……それと、亜澄。
「急に増えたなぁ」
「……私も良かったの?」
「むしろ、女の子が居て嬉しいわ。」
確かに、いつも弁当食べる時も3対1だもんな。もしかしたら、肩身が狭かったかも。
「じゃあ、相馬先生お願いしまーす!」
「はいはい……」
湊さんは、一旦1人で頑張ってみるそうだ。楓も、見習ってほしいんだけど……
「涼風さん、ここ教えてくれない?」
古文の勉強をしていた貴也が、国語が得意な亜澄に質問している。
「あぁ、ここね……えっと~」
珍しいメンバーだけど、こういうのも新鮮で楽しいな。
「もぉ休憩~!」
楓は、もうが集中切れたみたいだ。でも、問題集は進んでるし、みんなも疲れ始めてる。
「そういえば、もうすぐ夏休みね」
「そのまえに期末テストだけどね……」
亜澄の一言で、楓はダメージを食らっている。
「夏休み、みんなでどこか行こうよ」
貴也がそう提案した。今までは、俺と楓と貴也の3人で遊びに行ったりしていた。
「行ってもいいのなら、ぜひ行きたいわ。亜澄は……?」
「私も行きたい。まぁ、補習回避できるならね~?」
「うぐっ」
「まぁ、それを目標に頑張ろうぜ!」
そうして、勉強を再開。楓も湊さんを見習って自分でやろうとしていたけど、結局分からなくて聞いてきた。
「あぁ、ここはこの公式で……」
俺も国語を亜澄に教えてもらいながらやっていた。
「お、読解の正答率上がってるよ」
「マジ? 亜澄のおかげだよ」
「私も、樹のおかげで最近数学が楽しいよ」




