表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/56

友達

 最近、湊さんと居る時間が増えた。お菓子を食べて感想を伝えたり、放課後、勉強を教えたり。

「相馬って、湊さんと付き合ってんの?」

 クラスメイトに、こういう勘違いをされることも多くなってきた。

 俺は、お互いのために助け合ってる友達だと思ってる。

 湊さんは、お店に自分のケーキを出す、俺は単純に湊さんのお菓子が美味しくて好きだし、勉強を教えることによって、俺も将来のためになる。

「普通に友達だよ」

 こうやって答えるけど、答え方合ってるのかな。こういうのって、全否定もうやむやにするのも良くないと思う。

 湊さんも、たまに聞かれてるみたいだ。クラスの女子に聞かれてるのを見たことがある。

 ……ちょっと、様子が変だったんだよな。なんていうか、湊さんを責める言い方だった。まるで、俺と湊さんを離そうとしてるみたいに。

「湊さーん! こっちこっち!」

 楓が、大声で湊さんを呼んだ。昼飯を食うのも、4人になった。楓と貴也は湊さんに興味が湧いたみたいだ。積極的に話しかけている。

 でも、この前楓があんなこと言ってたな。

「やっぱり、笑ってくれるけど……樹と居る時の笑顔と違うんだよな~」

 笑顔が違うってよく分からないし、俺も気にしたことない。でも、2人が言うには、俺の前だと雰囲気が柔らかいそうだ。

「いつも入れてもらって、嬉しいけど……3人の邪魔になってないかしら?」

 湊さんが、お弁当を食べながら申し訳なさそうに言った。

「邪魔なんて、そんな……」

 否定しようと思ったら、上から楓が被せた。

「何言ってんの! 俺らは、湊さんと食べたいんだけど?」

「そうだよ。友達でしょ?」

 貴也も言った。

「……友達……えぇ、そうね」

 湊さんは嬉しそうに、そして安心していた。

 そして鞄の中から袋を取り出した。

「今日は、マカロンを持ってきたの。難しかったけど、上手くできたのよ」

 パステルカラーの可愛らしい色のころんとしたマカロン。

「マカロンかぁ。凄い綺麗な形になってるね」

「いっぱい作っちゃったから、良かったら食べてちょうだい」

 俺は、ピンク色のマカロンを1つ、口に入れた。

「……どうかしら?」

「美味しい! やっぱり、俺湊さんの作るお菓子好きだよ」

「俺も好き!」

「本当に美味しいよ。」

 湊さんも1つ食べて、満足そうにうなずいた。

「はー美味かった!」

「楓、マカロン1人で食べ過ぎだから!」

「ふふっ、良いのよ。たくさん食べてくれて嬉しいわ。また作ってくるわね」

 また食べれるのか。楽しみだな。

「俺ら、食べさせてもらってばっかりだけど……樹は勉強教えてるんだろ? 俺たちにもできることねーかな?」

「……貴女達、優しいところがそっくりね。いらないわよ、友達になれただけで、もう充分」

 湊さんが、2人と仲良くなってくれて、嬉しかった。

 友達ができて、湊さんも嬉しそうだった。

感想をくれた方がいらっしゃいました!ありがとうございました!

励みになりますし、褒めてもらって単純に嬉しいです!

これからも、小説を楽しんでください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ