初陣(エピソード)
パベル王国軍10万vsサリバ共和国軍5万
【サリバ共和国】
サリバ国はパベル王国の北に位置する民主国家であり、元はパベル王国であったがその王族や貴族など一部の特権階級の専制政治を嫌った民衆が七十年前市民革命により民衆主権の憲法を制定し、多党制民主主義を確立した歴史を持つ。起こした民主主義を理念より独立、独特の直接民主制国家。
南にパベル王国、西にスワイケルド公国、北から東はレンカッサ山脈に覆われている。
スワイケルド公国から東の位置、サリバ共和国の南西に首都の白鳥がありその周辺と都市群が都市部を形成している。首都白鳥から北東にサリバ共和国の真ん中あたりが第二都市ヒヘルを中心に穀倉地帯が広がり農村部を形成している、サリバ共和国の北西のレンカッサ山脈は鉄鉱山がある。北のレンカッサ山脈は雪山で北は寒く豪雪地帯。
パベル王国から見ると、反乱軍とみている、何度も鎮圧に向かうも、首都の白鳥は森の中にあり天然の岩壁を利用した難攻不落の首都で何度も撃退されている、現在はサリバの参謀は知の天才と言われ、作戦面担当し、それを3人の英雄将軍のアネベネア将軍(幻獣将軍)とバイチェック将軍(幻影将軍)の2人の将軍がサリバの幻と言われ、何度もパベル軍を撃退している
【サリバ国参謀】
知の天才といわれ軍事作戦と内政を担う切れ者
統率 63 武力42 知力 88 政治 86 魅力 76
【アネベネア将軍(幻獣将軍)】
高い機動力で幻のように現れ、獣のような攻撃をするために
統率 73 武力88 知力 67 政治 33 魅力 83
【バイチェック将軍(幻影将軍)】
その指揮能力で幻のように現れ、引くときも影が消えるように跡形もなく引くことにより、
統率 88 武力83 知力 76 政治 63 魅力 77
この二人をサリバの幻
≪パベル王都軍議室≫
大理石のテーブルにサリバ共和国の地図が広げられて軍議室には10人ほどの高位将軍たちが整然と立ち並び、中央には参謀が控えていた。窓の外では冬の風が激しく吹きすさび、時折ガラスを叩く音が響く。
(パベル参謀)「今回の作戦『反乱鎮圧』は三方向から攻めます」
参謀が深々と一礼し、説明を始めた。その声は低く落ち着いていたが、室内には緊張が漂っていた。
(参謀)サリバ共和国の南西の首都の白鳥を刺し「王都軍6万は反乱軍首都白鳥へ直接進撃。首都白鳥が落とせそうなら落とします、彼らの象徴の首都が落ちれば士気は崩壊するでしょう」
壮年の将軍が手を挙げる。「敵は首都には兵が3万と見込まれていますが……首都白鳥は堅守を誇る、難しい戦いになるのでは?」
(参謀)「確かに王都軍6万は首都白鳥の3万を落とすのは難しい、この王都軍は牽制の意味合いが強い」
「そこで重要なのがベルガー公爵旗下の軍2万(軍閥派)とシュテルツヘイマー侯爵率いる連合軍2万(穏健派)です」
(参謀)サリバ共和国の中心部のヒヘルを刺し「ベルガー公爵旗下の部隊2万が第二都市ヒヘルを攻略」
「ヒヘルを守るのは1万とみていますが臨時の徴収兵がでこちらの予想を上回る兵がいるかもしれません」
次に参謀が地図上で北東を指した。そこには「鉄鉱山」と記された地点があった。
「シュテルツヘイマー侯爵率いる連合軍(穏健派)2万がこの鉱山を確保する。共和国の武具生産の大半がこの鉱山に依存しています」
沈黙の中、老将軍が唸った。「なるほど。食料と武具の供給を断つという事か」
若い将校が不安そうに尋ねる。「しかし敵は鉱山にも相当数を配置しているのでは?」
(参謀)「報告によれば1万強。こちらも全力で当たらねばならない」
「今までの、反乱軍との戦いでは首都のある南西(都市部)を攻め帰還しています(負けてるのだが負けたと言えない)、今回は王都軍で首都を牽制している間に、農村部と鉱山の確保を目標する作戦です」
参謀が敬礼し公開の作戦の概要の説明を終える。その後、軍議室の扉が開き、全員が膝をつく中を王弟殿下が入室。
(王弟)「皆の者、苦労だな」
豪奢な鎧を纏い、肩に羽織った真紅のマントが床に映える長い影を作る。部屋中に緊張が走る。
「陛下より全権を委ねられた。私が総司令官として王都軍を率いる」
将軍たちは一斉に頭を垂れた。
(王弟)「反乱とは愚かな輩よ。あの蛮人たちに教訓を与えねばならん」
高笑いが起きた。「確かに!」「我らこそ正義!」といった声があがる。
【パベル参謀】
統率 33 武力22 知力 84 政治 72 魅力 67
こうしてサリバ国の反乱鎮圧の目的の遠征が決まる。
≪パベル王都≫
数日後、パベル王都に出陣式の華やかな装飾が施され、大通りには数千の騎士や歩兵が整列していた。群衆が喝采を送る中、王弟率いる王都軍6万が出発した。
(ヒンター)「これが戦場への行軍か……」
まだ16歳のベルガー家の次男のヒンターは本格的戦いの初陣で馬上から人々の熱狂を見下ろしていた。ヒンターの元には6000人の部隊が与えられていた。親バカの父は息子の初陣を成功させるために特別に編成した部隊だった。比較的安全の落とせると思われる第二都市ヒヘルまでにある周辺の都市の平定を任せた、本番はヒヘルと思っていたのだこの時は
「ヒンター様」横に立つ男が敬礼する。「時渡と申します。今回の遠征で副官を務めさせていただきます」(父よしよしかわいいな、でも危険だから、名将の時渡が副官ね)
(ヒンター)「うむ。頼んだぞ」
【ヒンター・ベルガー(光雷卿)】
軍閥貴族のベルガー家の次男、軍才に秀でており将来はベルガー家の部隊を率いたいと思っている。顔はいい頭もいいが、平民を下に見る残念な性格
軍才、槍の才能、努力の才
統率 96 武力73 知力 93 政治 83 魅力 86
【ロレンソ時渡将軍】
普段はひょうひょうとしてボーとしているように見えるため、軍を動かすときはあまりの速さに、時間を動かして時を渡っているようだ。
統率 86 武力67 知力 76 政治 56 魅力 71
王都の民が声援を送る中、ベルガー家の出陣である
≪パベル領とサリバ領穀倉地帯の国境付近≫
穀倉地帯が広がるサリバ国の中央の農村部を行軍する先行部隊のヒンター率いる6000に斥候のゴッシュが膝をついて報告する。
(ゴッシュ)「ご報告申し上げます。反乱軍は周辺の村で徴兵を行っております。農具を武器として即席の戦闘集団を組織してるようであります」
ヒンターが眉を上げる。「平民どもの寄せ集めか、数は」
(ゴッシュ)「2千から3千はいるかと思われます」
「踏みつぶしてくれる」時渡が小さく咳払いをする。「しかし兵力は侮れません」
(ヒンター)「恐れるに足らぬ!地図を持て」
ヒンターは周辺の地図を見る、戦いやすい場所を考えすぐに
(ヒンター)「よし返り討ちにしてやる、近くに丘があるなそこへ全軍前進」
反乱軍の徴収兵が集まる前に丘の上に陣取った
(ヒンター)「丘の上で鶴翼の陣!両翼を開いて敵を迎え撃て」
(部下)「は!」
ヒンターの戦い方はパベル士官学校の主席と言われるだけあり王道の鶴翼の陣の迎撃陣を命令。
よく訓練されてる軍はすぐに中央に重装歩兵、左右に騎馬隊と歩兵、後方に弓隊の鶴翼の陣。
丘の上に布陣するパベル軍の旗が風にはためく。前方に広がる平原から、サリバの徴収兵たちが埃を巻き上げて迫ってくる。
(時渡)「おいおい……あれは素人じゃないか?」
ロレンソが眺める敵軍は、装備も揃わず歩調もバラバラ。農具を持った者や素手で木の棒を持つ者も混ざっている。
(ヒンター)「構え!槍衾を作れ!弓隊は両翼から射かけろ!」
命令が飛ぶと同時に、パベル軍の陣形が整然と動く。騎馬隊が両翼に展開し、中央は重装歩兵が固めた。対照的にサリバ側は密集隊形もままならず、ただ正面から突進してくる。
(時渡やれやれ……これは訓練にもならん)
最初の矢の斉射が降り注ぐ。悲鳴と共に倒れる敵兵。しかし彼らは怯むことなく前進を続ける。恐怖心よりも危機感の方が強いのだろう。
(ヒンター)「中央敵を止めよ!」
鶴翼の陣の。中央の重装歩兵が敵の勢いを止め徴収兵の前進が止まる。徴兵部隊が訓練された軍に勝てるわけがないのだ。勢いが止まったのを見たヒンター
(ヒンター)「騎馬隊歩兵、挟み込み潰してしまえ」
(マリイカ)「突撃!!」
号令一下、騎馬隊と歩兵が怒濤のように左右から押し寄せた。敵軍の左右から突き崩す。混乱する敵隊に追い打ちをかけるようにサリバ軍後方から矢が降り注ぎ、前方の重装歩兵が槍を突き立てる、組織だった抵抗を失って逃げ出すものが出てくる。
(ヒンター)「今は逃げるものを追うな、戦う敵だけ倒せ」
ヒンターはわざと後ろを開け逃げ道を作っておいた、徴収兵が死兵になって暴れられて、必要以上に被害を出す必要もない、戦いの後に追撃である程度の被害を出せばよいと考えた。徴収兵を打ち破った見事の完勝劇であった。
(時渡)「意外と戦い慣れているな……」
時渡は遠くを見つめながらつぶやいた。ヒンターの指示は的確だった。派手に突撃するのではなく、地形を活かした防御的な布陣を取り、敵を誘い込み殲滅するという基本に忠実な戦術を選んだ。
(時渡)「軍才があると言われるだけの事がある」
彼の部下たちもよく訓練されていた。命令に対する反応は早く、動揺も少ない。これは若い指揮官にとっては素晴らしい成果と言えるだろう。
(時渡ただ……この弱い軍に勝って調子に乗らなければいいが)
時渡の脳裏に過去の光景が浮かぶ。
初陣で勝利を収めた若い将軍がいた。彼は凱旋の際に城内から沸き起こる歓声を浴び、すぐに次々と勝利を重ねていった。そしてある日——もっと奥まで侵攻しよう偵察も十分ではないまま。そして予想外の伏兵に遭って2度と戻らなかったもの、引き際を間違えた馬鹿貴族いろいろな失敗を見てきた
(時渡)「調子に乗ると必ず痛い目に遭う」
ヒンターが次の戦いに備えて陣を整えている姿を見ながら、時渡は静かに祈った。
(この若者が賢明であればいいがな……)
数日後、ヒンターは再び勝利した。今回は都市一つを無血開城させた。市長が降伏したのである。
(ゴッシュ)「略奪しますか」
(ヒンター)「いや我々はヒヘルまで速攻で街を落としてやろう、まあ余裕があったらヒヘルなど俺が落としてくれる、前進」
上機嫌で言う、そして軍を進めていく。
≪ヒンターから少し離れた宿営地≫
翌朝、ヒンターの軍はさらに北上していた。第二都市ヒヘルを目指す道程は順調すぎるほどだった。
(ヒンター)「弱いな……」
ヒンターは馬上から遠くを見つめて呟いた。周囲には既に十数の村や小さな砦が投降しており、抵抗らしい抵抗はなかった。
「平民なぞこんなものだ」
その言葉に時渡が微かに眉をひそめる。若すぎる指揮官の傲慢さの芽を感じ取ったのだ。
(時渡)「ヒンター様」
「なんだ」
「本隊との距離が開きすぎています。今はまだ良いですが……」
「何が問題だ?」
時渡は口を開きかけたが、思い直して別の角度から説明することにした。
(時渡)「もし敵に動きがあれば、本隊からの支援が遅れます。また、情報の共有も難しくなるでしょう」
ヒンターは少し顔をしかめたが、不思議なことに反論はしなかった。
「……ゴッシュ!」
「はっ」
斥候が駆け寄ってくる。
(ヒンター)「周辺一帯を偵察してこい。敵の動きがあればすぐに知らせろ」
(ゴッシュ)「承知いたしました」
奇襲に備えておいてもいいだろうと。
4コマ漫画
【初陣】
「初めて戦った」「何と」
「俺は彼女と」「エロいよ」
「俺は心の悪魔と天使が」「やばいよ」
「悪魔が勝ったよ」ニコ「やばいよやばいよ」




