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貴族様と言われたい  作者: チョウリョウ
エピソード
4/20

盗賊

  ≪リンゴの森がある領地の町≫


帰りの馬車に乗りながら


(貴族)「これからリンゴをきちんと収めるのだぞ」


(領民)「はい、有り難う御座いました、ヒンター様のおかげです」

頭を下げる


馬車の椅子に座り、前の席に従者が頭を下げている

(貴族)「よしいけ!」

大きな声で御者(馬を引く人)に偉そうに言う、それを聞いて従者はドアを閉める。

大声で偉そうに言っているが、馬車の中から大声で言わなければならないのは実はかなりかっこ悪い事になっている。

ふつう「いけ!」声掛けは、貴族が馬車の中に入って座って、従者が中からドアを閉めてから、護衛が言うものである。護衛たちが逃げてしまったので、貴族自身が大声で指示しなくてはならない羽目になってしまったのである


このかっこ悪い作業中も、領民は頭を下げたまま見送る。


護衛もいない、ヒンターと従者と御者の三人の寂しい出発である。



 ≪自宅に帰る街道≫


(兜を被った盗賊)「お頭、今から来る貴族の馬車、護衛がいません」

(盗賊親分)「本当に来るのか、護衛のいない貴族が」

(兜を被った盗賊)「見てください」


盗賊にとって貴族をさらうのはいいお金になる、身代金である、下手に商人達を襲うよりずっといい金になるのだが、ふつう貴族は護衛もいるだから危険である、だからよっぽどの戦力差がないと襲わない今回は護衛がいない、貧乏貴族なのか、取り敢えず人気のない所で襲う計画を立てる。


人通りが少なくなった街道で。


(盗賊親分)「よしいけ」

盗賊達が馬車に近づいて来る


(御者)「盗賊だ!」

御者は、馬車から素早く馬に飛び乗り馬車を切り離し、盗賊が来る反対側の道に、馬に乗って逃げていく。

それはとても鮮やかであった。


逃げていく、御者を見ながら

(貴族)「おまえもか」

馬車の中で槍に手をかけ、引きつった笑いで。


馬車の中で従者に向かい手短に言う。

(貴族)「ドアを開けたら、お前は前の森に走って囮になれ」

(従者)「はい!」

勢い良くドアを開ける


従者は、指示した方向の逆の、御者が逃げた方に走り逃げ出す。


逃げていく、従者を見ながら

(貴族)「ブルータスお前もか」

従者のブルータスの逃げた方を見ながら言う。


自分に言い聞かせる。

(貴族)(冷静になれ頭を使え俺は貴族だ後ろに逃げるのは追いつかれる、前だ盗賊を殺して森に逃げ込む、やってやる俺は天才だ)

自分に思い込ませる。


ドアからそっと出て馬車の横に隠れる、そして近づいてきた盗賊の一人に向かっていく

(貴族)「うお!」

盗賊に向かい槍を突き刺す、盗賊に肩を切られながら、盗賊を殺すよし、俺は強くなっている槍のレッスン、コブリン退治、槍に血が流れ滑る俺は人を殺した余韻に浸る時間などなかった。


すぐに森に行かなければ、走り出す、一人殺して突破したチャンスだ森まで行かねばならない

後ろから追ってきて囲もうとする盗賊。


(盗賊親分)「おい、それは囮だそんな従者はほっておけ、まずは貴族を押さえろ」


盗賊の親分が叫ぶ、森のほうに走っていった、ヒンターの服はコブリンの返り血でドロドロ貴族が来ているような服には見えない、そして反対側に逃げ出した従者はまっさらな服を着ていた。



≪魔物が住む普通の森≫


そのおかげで森にたどり着いた、しかし二人の盗賊が追ってきた。

森の中を走っていくが、貴族より盗賊のほうが森の慣れている


(貴族)(まずい、今は従者の方に多く行っているが、盗賊のほうが森に慣れている、ここで二人を倒さなければ)

槍を構える、対峙する二人の盗賊に向かって、槍を振るが木に当たる。


(盗賊)「森で槍なんて無駄だよ」

盗賊二人が、剣を持って襲ってくる。


広い所であれば槍が振り回せるが森では木が邪魔をして振り回せない、剣なら小回りが利くので、森では槍より剣の方が有利だ。


軽く体を斬られる。


(盗賊)「また、血糊が増えてやがる」

笑いながら言う


(貴族)(盗賊ごときが、だが槍で戦っても勝てない、イチかバチかか)

槍を握り替える、投げる握りに


盗賊が剣を握り構える。


盗賊に思いっきり槍を投擲する、まさか武器を投げると思っていなかったので、直線的に来た槍を躱せずに盗賊に突き刺さる。


(盗賊)「ぐふ」盗賊の1人が倒れる。

盗賊の生き残っている一人がそちらを見る隙に


貴族は森の奥へ走りだす


(盗賊)「くそ、待て!」追いかけてくる盗賊


貴族(人を殺すのに別に武器じゃなくてもいい)

戦えそうな枝を探しながら森の奥に走っていく、ちょうどいい枝を見つけ左手に手に取り、右手で地面の石を掴んだ。


盗賊が追いつく、貴族は枝を構える


盗賊「そんな枝で、俺を倒そうと思っているのかなめやがって」

怒りながら剣を振り上げる、そこえ貴族が左手一本で枝を直線的に盗賊に刺しにいく盗賊が大振りで枝を振り払い、枝を切る、貴族の方を見てニヤと笑った、お前の武器はもうないぞ。盗賊は剣で枝を振り払ったことにより顔を庇う物が無くなっていた、貴族は利き手の右に持っていた石を思いっきり、ニヤ付いた顔の盗賊の顔に投げる。


盗賊「ぎゃ」顔に石がまともに入る

貴族「人を殺すのは、別に石でもいいんだよ」

石を持って盗賊を動かなくなるまで殴り続ける

ハハッハ

盗賊の持っていた剣を奪って、森の奥へ進んでいく。



森の奥に行くと暗くなっていき、血の匂いを嗅ぎつけたのか狼の魔物の群れが現れる。


(貴族)「ついてない」

 

一匹の狼の魔物が襲ってくる。

左手を噛まれながら、右手で頭に剣を突き刺す、それを見たほかの狼が距離をとる頭がいい、無理をしないで様子を見るのか。


遠くで声

(盗賊親分)「あのガキ、いたか!」

狼がそっちを向く


ヒンターが大声で

(貴族)「こっちにいるぞ」

盗賊の声がした反対側の森に走り出す。


狼たちは盗賊が敵だとは分からない、他の人間が来たらまずいと警戒して離れる、盗賊と狼がけんかしないかと思いながら暗い森の奥に走り出す。


明かりが遠くに見えた、ボロボロになりながら光に向かって走ると、街道に出た。


(貴族)(まったく人徳がないしレベルも低い、もっと強くなる努力だ努力)


とぼとぼ歩いて自宅に向かう。




刺し殺された盗賊たちの死体

兜を取る、屑の血を吸う血すい

(血すい)(なかなかうまくいかないな、搦手は僕には合わないかな)

自分に容疑が及ばないように殺そうと思ったが、なかなか思うようにはいかない。







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俺が歴史に思うこと


グスタフ2世アドルフ (スウェーデン王)

「北方の獅子」

スウェーデンを商業的にも軍事的にも発展させた英雄。

三十年戦争の主要人物のひとりです

三兵戦術の実践

グスタフ・アドルフが王になったのは、17歳の時。

宰相として任命したのは当時28歳という若き名宰相アクセル・オクセンシェルナ(スウェーデンの官僚制度を整備)

嫁が半端ないヤンデレ、マリア・エレオノーラ・フォン・ブランデンブルク

ヨーロッパで最も美しい王妃と謳われるほどであったが、

ヒステリー体質で死産を重ね、夫への依存度を増す、常に離れたがらず戦場にもついていく

3女を生み時、臨月で夫が戦争に行く事になると癇癪、しぶしぶ同行、戦場で産気づき、戦場を帰還。

王子の誕生を渇望していたマリアは王女聴くと嘆き「こんな大鼻と黒い眼の怪物見たくない!」と言い、産まれたばかりのクリスティーナに殺そうとする。

男児と一時「王子誕生」の誤報が流れる父グスタフ・アドルフからは「我々皆を騙したのだから賢い子になるだろう」と歓ばれる。

グスタフ・アドルフが戦死すると、マリアは周囲が彼女は狂ったと勘違いするほど、深い絶望に陥った。

心臓をハンカチに包んで手元に置いて離そうとしなかったとされる。彼女は夫の埋葬を許さず、死後より時間が経過し腐り始めた遺体を抱き、触れ、キスをするので、それを見た者は体の具合が悪くなる程だったという。

娘に命じ、自分と同様に亡夫の遺体と同じベッドに添い寝させた。

埋葬されると、彼女は遺体を取り戻そうと、埋葬場所を探し出し破壊したという



三十年戦争


ブライテンフェルトの戦い

勝ち

北方の獅子王 VS 甲冑をまとった修道士(レヒ川の戦い)

勝ち

北方の獅子王 VS ボヘミアの傭兵隊長(リュッツェンの戦い)

勝ったけど戦死

戦死、理由グスタフが酷い近眼、敵中に孤立をきずかづ、周りは敵だらけ37歳死去

「北方の獅子」最後はちと残念

死後

宰相アクセル・オクセンシェルナの指導の下、グスタフ・ホルン、レンナート・トルステンソン、ヨハン・バネール、カール・グスタフ・ウランゲルら優れた将軍を輩出し、三十年戦争を乗り切って行くのである。

チートなのに死に方が


娘クリスティーナ (スウェーデン女王)

「バロックの女王」

学問好き

三十年戦争を終結させる。ウェストファリア条約

父王の死後、6歳で即位。即位より男装して過ごす

父を尊敬、母を嫌悪

余は女ではない……性別への違和感

結婚は断る、女性も男も愛する

学問に散財、勝手に改宗して問題になり退位、学問に生きた62歳死亡


甥のカール10世グスタフ(スウェーデン王)譲る38歳死亡


カール12世 (スウェーデン王)36歳死亡

大北方戦争の主要人物

「北方のアレクサンドロス」「熊殺し王」「ピョートル大帝のライバル」「兵隊王」

妻を迎えることがなかった彼は「私は軍隊と結婚したのだ」と公言している。

ロシアのツァーリ・ピョートル1世の好敵手として知られる。

「銀河英雄伝説」マリーンドルフ伯(ヒルダの父親)の名言の人物のモデルと言われる

「西暦の17世紀に、北方の流星王と呼ばれる小国の王がいたそうだよ。15歳で即位し、しばしば隣国の大軍を破り、軍事的天才として知られた」

が北方の流星王というのは日本以外ではこの名は見受けられない。 

このころのスウェーデンてバルト帝国て言われて国土も大きいし、軍も三兵戦術も近代化して大砲戦術最先端、小国か?十分大国だが、面積でいえばロシアに比べれば小国だが

大北方戦争てスウェーデン怖くて北方同盟(反スウェーデン同盟)だからどちらかというとスウェーデンが強国

「北方の獅子」「北方の流星王」





4コマ漫画

【盗賊】

「かっこいい盗賊」

「君のハートを盗んだ」

「さらに上の盗賊」

「君の名字を盗んだ」

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