ショートコント
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[医者だけど]
龍馬「なんばしとっちょね? 人々が"ころり"で苦しんでいるのに」
南方「龍馬さん。"ころり"じやなくて、"コレラ"です」
龍馬「その"これら"ちゅうのを先生の力で」
南方「駄目なんです」
龍馬「なぜじゃい?」
南方「僕は、"コロナ"かもしれない」
龍馬「似たようなも」
南方「似てない!」
<終>
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[野球なのか?]
子「父ちゃん、七転び八起きって、どういう意味?」
父「7回に点を取られても、8回で取り戻せばいいという意味じゃ」
子「8回で得点できなかったら?」
父「飛雄馬よ、だから9回がある」
子「三歩進んで二歩下がるのは、どうしてだい?」
父「ピッチャーが、ランナーを見るからじゃ」
<終>
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[安全]
女子アナ「安全カミソリについて、OX大学教授にうかがいます」
教授「安全カミソリは、じつは刃物の一種で、危険が伴い」
アナ「えっ? でも安全なんでしょ?」
教授「比較的、安全なだけで」
アナ「嘘?」
教授「嘘を言ってどうする。本当だ」
アナ「あっ、でも安全靴は安全ですよ」
教授「靴は、いいんだっ!」
<終>
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[人生相談]
係「何でしょう?」
母「じつは息子のことで」
係「息子さんは、いくつ?」
母「16です。高1だから」
係「その息子さんが何か?」
母「外で私に近寄るなと」
係「近寄ると、どうなるの」
母「しっしっと、ぼう」
係「コロナが流行ってるから」
母「そうでしょうか?」
係「そうです!」
<終>
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[必殺技がえし]
A「くらえ、必殺ビーム」
B「ふん。必殺ビーム返し」
A「生意気な。必殺ビーム返し返し」
B「まだまだ! 必殺ビーム返し返し返し」
A「しつこいぞ! 必殺ビーム返し…」
B「お前こそ。……返し返し」
中略
A「…あのさ」
B「ハアハア 何だ?」
A「1回、多い」
B「…スマン」
<終>
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[パス]
使者「このパスをあげるから、私と行かない?」
テツ「銀河鉄道のパスかい?」
使者「私はメーテルじゃない」
テツ「ちぇっ」
使者「このパスがあると、異世界で乗り放題なの」
テツ「へー。何に乗れるの?」
使者「たとえば、馬車」
テツ「他には?」
使者「馬車」
テツ「他には?」
使者「馬車」
<終>
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[追加]
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テツ「馬車ばかりだな」
使者「……あ、魔法のホウキがあるわ」
テツ「飛べるのか?」
使者「ええ。でも男じゃ無理かも」
テツ「どうして?」
使者「あそこが痛いから」
テツ「玉々は左右に分ければOK」
使者「玉じゃなくて」
テツ「チンチンか? 俺のは痛みに負けない! 長さはホウキに勝てんが」
使者「下品よ」
テツ「すまん。で、どこ?」
使者「それは、その…」
テツ「どこ?」
使者「痔」
テツ「それは無理だな」
使者「馬車でどう?」
テツ「馬車が水溜まりをはねると、なんて音がする?」
使者「答えたくない」
テツ「じゃあ、土砂に乗り上げると何て」
使者「行くの?」
テツ「行く」
<終>
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水溜まり→バシャッ
土砂 → ドシャッ
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<追加 終>
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[何?]
「……」
たった140字で困る時もある。
そういえば、うちの母はスーパーに行く前に、
「なに食べたい?」
が口癖だった。
俺と父の返事は決まっていて
「何でもいいよ」
だというのに。
母は、とりあえずスーパーに行き、戻ってから言った。
「ねえ、なに食べたい?」
さて、
「…何、読みたい?」
<終>
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[食べ物の2択]
不味いのに、それを食うしかない選択肢が1個だけは、つらいものだ。
せめて、2択は欲しい。
A
「ウンコ味のカレーパン」
「カレー味のウンコパン」
B
「糞味の味噌」
「味噌味の糞」
C
「しっこ味のビール」
「ビール味の、しっこ」
この2択は嫌ですか?
じゃあ、3択で。
ABCのどれ?
ふふふ<終>
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[ペット](虚構)
妻「お願いがあるの」
珍しくビールを注ぎながら、彼女は言った。
夫「……いいよ」
妻「まだ言ってないんだけど (怒)」
夫「だから何?」
妻「あのね、ペットを飼いたいの」
夫「ふ~ん」
妻「世話はするから、散歩させてくれれば」
夫「ああ」
妻「いいって」
扉に向かって妻は言った。
入って来たのは…松阪牛だった。
牛「あざーす。お世話になります」
う、牛のくせにしゃべるのか!
妻「良かったわね。松ちゃん」
牛「はい」
なんでも、この喋る牛は、搬送中に逃げ出したというのだが、ペットとして飼うには微妙だ。
まあ多少の餌代がかかったとしても…松阪牛なのだから。
ただ、家畜のくせにプライドは高かった。
<終>
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(T_T) [作者]
松阪牛は、その後どうなったかって?
そんなの………わかりません。
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【終】