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町についたものの、入り口までいつの間にか戻されている件

 俺、小石川貴久こいしかわたかひさは、ラノベなどで見かける日本生まれのごく普通の男子高校生だった。

 そんな俺は特殊能力(チート能力)監視のためにフクロウの縫いぐるみとしてのったり時々本体に変わったりしている女神様と、成り行き上一緒に行動を共にしているセレナ(お姫様で美少女)と一緒に、観光地巡りをしていた。

 そういえば女神様は仕事をしなくていいのだろうかと思って聞いてみると、


「……今は長期休暇です」

「そうなのか? そういったのもはどこかに申請を出したりするのか? 女神様でも」

「自主的です。それにこの世界にいても世界の管理はできます」

「そうなのか。じゃあこれまでも一人で観光を?」

「いったりはしたけれど、人間と接触する時は大抵何か問題が起きた時ばかりだし……あまり行かないわ。一人で観光地に行ってもつまらないもの」


 といったような言葉を聞いて俺はセレナと顔を見あわせて、


「じゃあこれからは女神様と一緒にもっと楽しめる所に行きましょう。……途中稼いでいかないといけないですが、出来る限り私も頑張ります」

「俺も頑張るよ」


 そういうと女神様は驚いた顔をして次に、俺達に今までに見ないような笑顔で頷いた。

 それからまずは見えてきた新しい町に向かって歩いていき、入り口まで行く。

 するとその町で検問をしている人と雑談のようなものをしている時に俺は、


「今度は“マノカの町”に行く予定なんだ」


 そう答えた瞬間、魔力を感じた。

 気づくと俺は、町にたどり着く前の、町が遠くに見える丘の上にいた。

 とりあえず魔法で入り口まで戻ると検問の人達と、町の中で待つ女神様とセレナに遭遇する。


 しかも検問の人は“俺と会っていた”ことを“覚えていない”ようだった。

 常に探査の魔法を使っていないため(自身に攻撃を加える魔法には敏感だが、別の場所に転移させられるものは考慮に入れていなかった)、ため、こういった者に引っかかってしまったらしい。

 とりあえず検問を通ってから俺は町に入り、『特定の条件で転移系の魔法が発動し、そのことに検問の人は気づかないようだと告げる。


 するとセレナと女神様が、その現象を認識していたが他の人は気づいていないようだ、と答える。

 どうやら魔力が強いと魔力耐性値が上がって、攻撃を受けても影響を受けないようだった。

 ともあれ合流した俺は、俺を転送した魔法について解析を行い、特定の条件下でこの町に住んでいる人物以外を転送して記憶を消去する大掛かりな“外来物クリーチャー”が関係しているらしい。


 その条件下で起こる“暗黙のルール”は、この町の外の人物(どうやらこの町の住人の定義は、この町に住所登録した役所から情報を不正に入手して決めているらしい)以外に適応されるらしかった。

 ちなみに設定は、町の外の住人が『“マノカの町”に行く』と言うことだった。

 それらの設定を解くために“外来物クリーチャー”を散策し、奇妙な連中と接触しながらそれを探し封印する。


 またその奇妙な連中が言うには、俺の“足止め”が目的だったらしい。

 攻撃であればすぐにきずかれて対策されるが、攻撃ではなく“安全な場所”への転移なら効果はあるだろうとの事でされたらしい。

 俺をターゲットにした攻撃ではあるのだが、


「つまりその“マノカの町”に行かれると困るってことか? 時間稼ぎ、と言っていたし」


 といった話になり、その町に俺達は……観光できずに向かうことになったのだった。



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