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類は友を呼ぶ?

この日花子は対処しきれない仕事の量から残業が決まった。

残業の前の腹ごなしをし、

空いた時間に全力ではまっているアプリゲームにいそしんでいた。


このとき彼女がしていたのは、

これまで熱をあげていたアイドルと恋愛&育成ゲームのシリーズで、

彼女の妹とイベント順位をきそっていたため、仕事以上に集中していた。


そのため、

まわりの人間に注意をはらわなかったのだ。


あー、また画面タップがおいつかず、

点数ひくかったわぁ。


ゲーム終わりの画面を見て、

がっくりと花子は気落ちした。


「それ(花子がはまってるシリーズ名)ですよね?」


背後から声がしたので、

ふりかえると、最近はいった派遣の後輩がいた。


「そう…だけど…」


職場の人にはオタクだと話をしてない。

あー、おわた。


へこむ花子の心を知らずに、

花子の返答に、

後輩のかおが明るくなる。


「やっぱり。私は赤の子おしだからわかりました」


その反応に驚く花子。

思わぬところで仲間発見。

これがよいのか悪いのかは、

神のみぞ知る。

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