3-14 エコール・ナルシスイセン
エコール・ナルシスイセン
・プロフィール
種族:自動人形
所属:レイファン王国
性別:なし(外見上は男性?)
身長:179cm 体重:91kg
筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:S(B) 幸運:D
かつてセイジュロー・セセラギが制作した欠陥品。
レコードを鳴らす蓄音機に似た、あるいは水仙の花を思わせる華麗な人形。その実態はレイファン王国で稀代の宝石泥棒として世間を賑わせている怪盗。
欠陥品であることが発覚したため解体に回されるところを脱走。自分の不完全な魔力炉=魔宝石を補うため、自分の美しい姿を保つために宝石を盗むことに手をつけ、そして、呪われた月に魅入られた。
人を楽しませる音楽を望まれて制作された彼は、今となっては人を狂わす恐怖の音色を奏でる悪魔に変わってしまった。自己改造を繰り返すうち、紅い月の魔力にとりつかれて、自分の理想と紅い月の呪いが曖昧に入り混じって、区別がつかなくなっていく。
人に捨てられたものとして、ハーピィ・ハーピストルに執着を持っていた。また、自分の邪魔をするアウルやナイトオウルを目の敵にしている。
・スキル
音楽(破壊):A
胸の蓄音機によって奏でる音に魔力を乗せて、周囲を破壊する一種の魔術。音を聴いたものを動けなくするといったことも可能だが、空気の振動を武器にしているため、空気を震わせることができない状況では音を奏でられない。音色はどれも物悲しく聴こえるが、それはナルシスイセンの嗜好による。
剣術:C
水仙の葉に似た腕の剣を使った戦法。魔力によって強化を施している。とはいえ元が芸術品である彼の戦闘センスが特別高いわけではなく、より戦闘に特化して生み出された人形には劣る部分がある。
紅い月:A→S
ナルシスイセンの魔力の源であり、ナルシスイセンが魔力を与え続けるもの。他の魔宝石の魔力を食らい、それによってさらなる魔力を生産する炉心。元々は隠れ家に隠し、一部を体内に取り込んでいただけだったが、その繋がりはより深く、太く、ねじれていく。最期にはひたすらに空虚な餓えが待っている。




