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生星テルエ資料集  作者: 味醂味林檎
きみの黄泉路に花はない
33/39

3-8 ハーピィ・ハーピストル

ハーピィ・ハーピストル


・プロフィール

種族:自動人形

所属:レイファン王国

性別:なし(外見上は女性)

身長:171cm 体重:85kg

筋力:B(A) 耐久:B(A) 敏捷:C(B) 魔力:D(B) 幸運:D


王国軍所属の兵器として生み出された、鋼鉄の翼を持つ、美しい女性的な外見の人形。作戦の時以外は基本的に軍の施設内で過ごしていたため世間知らずだったが、技術班の人々から外の知識を与えられて、興味を持っていた。自分の解体の日が決まったところへエコール・ナルシスイセンの誘惑を受けて、自分の興味を持つものを一目見ようと脱走を図る。


敵を殺す兵器であるが、思考回路の基礎に国民を守るという意識があり、人を愛し、人を尊ぶ。彼女の戦いは全て人を守るために必要なもの。兵器としての恐ろしさを取り払えば、そこにいるのは世界を愛する一人の嫋やかな女性である。終ぞナルシスイセンに与することはなく、彼女に神のことを教えたカリタス神父のもとで信仰の道を歩むことになる。


解体は免れたが、彼女はその代償に兵器としての戦闘能力を全て放棄することになる。また、元々残りの寿命も僅かであり、アウルから魔力を分けてもらっているが、それでも残り二年、三年程度の命と予想され、どんなに長くともあと五年も稼働できないだろう。アウルが大人になる頃には、寿命がやってくる。


・スキル

飛行:B(A)

鋼鉄の翼による飛行。自身の魔力と、僅かながら動力に使われている蒸気機関を駆使した高速飛行。兵器としての自己を放棄することで解体を免れた彼女は、現在は出力を上げるための蒸気機関も失っているため、飛行能力は落ちている。


魔力弾:−(A)

兵器として存在していた頃にもっていた、彼女に内蔵されていた武器の一つ。自身の魔力を弾丸として口の中の砲台から撃ちだす。現在はこの兵器も使えなくなっている。


隠密能力:-(A)

魔力弾と同じく、兵器としての敵から身を隠す、風景と同化する技能。自らの魔力を利用して自身の周囲を漂う空気を操り、光の屈折率を操作して姿を消す。尤も、こちらの能力も現在は使えなくなっている。


音楽:C

彼女が愛する人の音。戦場での銃弾や剣戟の音しか知らなかった彼女は、教会で人が歌うのを聞いてそれを美しいと感じた。元々音楽のために造られたわけではない彼女は人並みにしか上手くはなれないが、ハープ等の楽器を嗜み、人が信仰する神のために讃美歌を歌う。

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