3-3 マーガレット・エストレ
マーガレット・エストレ
・プロフィール
種族:魔族
所属:レイファン王国
性別:女
身長:167cm 体重:55kg
筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:D 幸運:A
愛称はメグ。宝石商エストレの令嬢。自信に満ち溢れた麗しき金糸の髪の娘。
甘やかされて育ったが、その自覚があり、それは自分が可愛いからだと解釈している。事実世間の一般的な評価で言っても美しい乙女。勝気で強かな彼女だが、それは決して自分勝手なだけの横暴さではない。エストレ家に生まれたことを誇りに思っている彼女は、それに相応しい行動を心がけているのみ。家業の特性上上流階級の人々との付き合いは必須であり、現在は社交界で顔を売ることを中心にしている。
将来はエストレ家を背負う存在として、ビジネスにおいて侮られないよう気を配っている。特別親しい相手には無邪気であったり、しおらしさを見せたりすることもあるが、本人曰く「そのような友達は少ない」とのこと。それが理由なのか、一度友人として認めた相手には、深い情を持って接する。
なお、エストレ家は魔術的才能に恵まれた血筋ではない。たまたま商売が成功したことで上流階級の仲間入りを果たした、いわば成金の家柄であるため、他の魔術によって隆盛した貴族やセレブの多くが数百年もの寿命を持つのと違い、せいぜい長くとも平均的な一般の魔族の寿命――つまり、百五十年程度の人生と予想されるため、旧い時代から生きる魔族とは共通の話題を持ちづらいというハンデを背負っている。そんな中でもエストレ家が社交界で存在感を放っていられるのは彼女の父アントニオの手腕だが、こと経営者としての才覚においては、柔軟で大胆なメグは父以上の才を秘めている。
・スキル
魅惑の笑顔:A
自分の魅力を完全に理解している少女のとっておきの笑顔。ここぞというときにとても高い威力が期待できる。
宝石魔術:C〜D
本来ならライターで火を点す程度の魔術しか扱えない、いわゆる一般的な魔族でしかない彼女だが、魔宝石を用いることでより高度な魔術を使うことができる――といっても、最低限の自衛として魔宝石を武器として爆発させたり、不審人物の魔力の痕跡を追跡するといった具合。使う魔宝石の質によって、使える魔術の程度も変わるが、彼女自身の研鑽が足りないため、あまり強力な魔術は使用できない。