2-12 ルクラス・ガイスト
ルクラス・ガイスト
・プロフィール
種族:人間
所属:ミュウスタット帝国
性別:男
身長:181cm 体重:75kg
筋力:B 耐久:D 敏捷:D 魔力:− 幸運:D
仮面で顔を隠しているミュウスタット帝国の騎士。今は亡きミュウスタットの重臣ヨルク・ガイストの養子であり、一時期レテノア王子イースイルを刺客から匿っていた。
その正体はミュウスタット皇帝アクラダ・イオバーン三世に瓜二つな双子の弟。ミュウスタットにおいては双子は忌み子とされるため、本来ならば殺されるところを、ヨルクによって秘密裏に救い出され育てられた。高貴な生まれではあるものの、そうした事情から日常でも正体を隠し、あくまでも皇帝に仕える臣下として振る舞っている。
彼自身に野心というものはない。今更そんなものに興味はなく、自身に適性がないことも重々理解している。ただ、育ての父への敬意から、父が愛したミュウスタットを守るために行動する。本質的には緩い性格なのだが、国のためであれば狡猾にもなれば勇猛にもなる。何度か命を救ったことから皇帝からの信頼は大変厚いが、ルクラスのほうからすると忠誠心こそあれど皇帝への個人的興味は薄いため、都合が良いとは思いながらも何故信頼を置かれるのかいまひとつ理解できていない。
国も種族も違うが、猫の魔物のミミに対して本気で恋愛感情を抱いている。しかしながら本気の恋というのは経験がなく、数多くの壁も相まって、彼女との仲はあまり進展しない。
・スキル
馬術:B
車が普及するミュウスタットにおいても、車が通れないような場所や、補給の都合等から乗馬が移動手段になることがままある。曲芸のような真似はできないが、騎士として軍馬を従えるだけの技術は持っている。
剣術:A
優れた剣術は彼の持ち味。父ヨルクによって鍛え上げられたミュウスタット流剣術。
軍略:B
軍人であった父によって仕込まれた戦略・戦術。
隠密:A
姿を隠す、情報を隠す、人の目に映らぬ場所で諜報する。軍団を率いる立場にありながらこのようなスキルが身についているのは、ひとえに彼の出自による。特定の別人を装うのは不可能だが、自らの正体を隠すため、その辺りにいそうな誰でもない誰かに成りきる分には最上の技術を持つ。彼は必要に応じて身なりを変え、その状況に適した性格の殻を被り、経歴までも詐称する。