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生星テルエ資料集  作者: 味醂味林檎
姪御×王子
21/39

2-10 ラドルフ・ファイト

ラドルフ・ファイト


・プロフィール

種族:魔族交じりの妖精

所属:レテノア王国

性別:男

身長:183cm 体重:80kg

筋力:B 耐久:C 敏捷:D 魔力:C 幸運:C


騎士の家系の生まれ。騎士となるべくして育てられ、ラペイレット王家に対して憧憬の念を抱きながら、若き日は自分が騎士として認められるきっかけを作った、完璧な王子イースイルに心酔していた。現在ではミルディアとの取引の末、彼女の側近となっている。


王族に対して並ならぬ理想を抱いている。それゆえに一見完全無欠に見えるイースイルに心酔したり、美しく嫋やかなネビューリオに情を抱いたりする。しかしながら彼の忠誠心には綻びがあり、この男が真の意味で誰かの忠臣となることはない。


ミルディアに対しては、彼女がイースイルを陥れたことに気づいていながらも、将来の出世を約束されたためイースイルの復讐はしないまま従うことを選ぶ。最初のうちはあくまで見返りのためであったが、長く共に過ごしミルディアの計画に加担するうちに、イースイルやネビューリオとはまた違う歪ながらも完成された美しさに惚れこんでゆく。その美しさをこそ尊いと考えるラドルフは、ミルディアの手先として動きながら、彼女から人らしくあるためのものを悉く遠ざけていく。彼女への忠誠を謳いながら、その実彼が行っていることは、理想の偶像を作り上げるための作業でしかなかった。



・スキル

剣術:B

騎士として身に着けた戦闘技術。イースイルが彼の技量を認めたのも、彼の鍛錬の結果である。


治癒:D

妖精特有の治癒能力。しかしながら、魔族交じりである彼の血の癒しは、さしたる効力を持たない。


狂信:S

最早正気とは思えない、形の歪んだ信仰心。彼の場合、それは王家の尊い血に向けられた。彼にとっての王家とは、仕えるべき主であり、完璧な神にも等しい存在である。もしも主が完成していないものであったなら、彼が望む形に完成させようとする。忠誠と欲望の入り混じる、矛盾した信奉のかたち。

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