2-5 シャルロッテ・リード・バルテルミー
シャルロッテ・リード・バルテルミー
・プロフィール
種族:魔族混じりの妖精
所属:レテノア王国
性別:女
身長:167cm 体重:50kg
筋力:C 耐久:D 敏捷:D 魔力:A 幸運:B
クロヴィス・バルテルミーの妻。表情の動かない、人形のような女。
元々は妖精の貴族リード家の生まれだが、母方の先祖に魔族がいるため、その血を受け継ぐ彼女は妖精としての癒しの力は十全に発揮できない。その代わりに、魔族の特徴である丈夫な肉体を持ち、鍛え上げられた弓術で獣を射る狩人。その気になれば小さな火を点す程度の魔術は使えるが、それ以上のことはできない。その性質は妖精の貴族社会では特異なものとして見られ、浮いていた。
クロヴィスとの結婚は政略的な理由が絡むものであった。その上魔界においても純血の魔族の家系に妖精の血を混ぜることを厭う者がいたのだが、クロヴィスのほうが彼女を大層溺愛して口さがないものを排除して回っているため、特に苦痛は感じていない。むしろ妖精の町で暮らすよりよほど幸福を享受している。一見するとクロヴィスばかり大袈裟に愛情表現していて一方通行に思われがちだが、彼女自身もクロヴィスに対しての情は持っている。
妖精交じりである魔族のロズとは境遇が似ているため、互いに同族意識があり、姉妹のように親愛を抱く間柄。
・スキル
治癒:D
妖精の血は人を癒すが、魔族の血も混ざる彼女ではその力は十全に発揮できない。普通の妖精であれば容易いことでも、彼女の場合より多くの血や涙を流す必要が出てくる。
弓術:A
狩人の弓。その狙いは正確であり、よほどのことがなければ外すことはない。彼女は僅かに流れる魔族の血と、その戦闘技術、そして政略的意図をもって魔界に迎えられた。