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ヴァルハラ・ヴァルフレア  作者: えむ
四・五、灼熱
24/26

04

 ──倒れろ。

 自分の拳がぶつかるたびに肉が焦げる臭いがした。あと少し。手を休めるな。

 ──倒れろ。

 相手の得物は一つ。

 光速の槍術を使うが手数はこちらの方が上。押し負ける道理は──無い!

 その時だった。無意識にも相手の拍に合わせて繰り出した炎拳が雷槍を破壊。無防備となったブリュンヒルド。

 絶叫しながら叩き出した焔の弾幕が彼女の全てを捉えた。

 ロビンが纏った紅蓮はブリュンヒルドを焼き尽くし、振り抜いた大ぶりの一撃を最後に灰塵と化して消えていった。


『──それだけの思いがあれば、妹は救えるだろう。そして──』


 消滅の間際、彼女の声が聞こえた。

 奇しくもその声は、笑みを浮かべていると感じるくらい清々しいものだった。

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