プロローグ
始めましてたりりりりりです!
これからよろしくお願いします!
今よりはるか昔の話。
この世界には二つの大陸がありました。
二つの大陸のうち東の大陸には異形の姿をした人にあらざるもの‥所謂“化物”がすんでおり、西の大陸には人間たちがすんでおりました。
化物達はいつも隣の大陸に渡り悪さばかりをしておりました。
人間たちは、弱く、まとまりもなかったのでいつもいつも困っておりました。
そんなじょうたいが続いていた時、人間の国にそれはそれは綺麗なお姫様がお生まれになられました。
そのお姫様は、たくさんの国民に愛されてすくすくと成長なされました。
しかしお姫様の噂を聞いた化物の国の王は、お姫様を自分のものにしようとたくらみ、妖達を人間の國におくりこみました。
そして、お姫様さらわれてしまい、それを阻止しようとした国のおおさまも殺されてしまいました。
人間たちはお姫様を取り戻そうと軍隊や船を派遣して大陸に攻め入り、必死に戦いましたが、妖たちの不思議な力の前に犠牲をだすばかりでした。
この惨状を見兼ねた神様は一振りの剣を人間たちに授けてこうおっしゃいました。
「汝らにこの剣を授けよう。この剣は使いてを選び、その使いてにしかこの剣を抜くことはできない。しかし、必ず使いては現れるであろう。正しい使いてにこの剣が渡った時、お前たちを苦しめる厄災は祓われ、囚われの姫も解放されるだろう」と
人々はつかいてを躍起になって探しました。しかし一向に見つかりません。
人々は絶望し、もうだめだと囁かれ始めました。
しかし、ある時、大陸の中央にある平原にまばゆいばかりの光が出現したかと思うと、そこにうでに不思議な痣をもつ一人の少年が立っておりました。
彼は遠い遠い世界の出身でした。彼はこの世界の惨状を知るとすぐさま剣のもとえとむかいました。
少年が、剣のところにだどりつき、その剣のつかに手を掛けた瞬間、またしても光が起こりました。人々はこの少年が使いてなのだと確信しました。
少年はこの世界のために戦うとせんげんし、かくちで集めた仲間とともに、妖にも通用する魔術なる不思議な力を使い各地を転戦しました。
そして、激しい戦いののちに化け物の王の城にたどり着きました。
化物の王は恐ろしく強く少年は仲間とともに三日三晩戦い、ついに勝利し化物の王をたおし、姫様をたすけだしました。
人々は喜んで少年を迎えて口々にこう呼びました。“異世界の勇者様”と
そして少年は、お姫様と結婚し、人間たちと賛同してくれた妖達と大きな国を作りました。
そして幸せに暮らしました。
それ以後、剣は“祓いの劔”と呼ばれ、少年の子孫たちに代々大切に受け継がれて行きました。
めでたしめでたし。
帝国記第一章 初代皇帝 タカイエ•マミヤ の肖像より抜粋