第一回精霊会議
リクエストの精霊会議です!
よろしくお願いします。
『第一回精霊会議の開始を此処に宣言す』
『わー』
『いっかい!』
『かいぎ~?』
『はじめはじめ』
『ないしょのはなし』
音が、きこえる。
なんだろうか、ひどく、懐かしい。
『幼き同胞達よ此処より先、口外する事を禁ずる。
無論善き友にもだ』
『しーっ』
『だめだめ』
『いわないよ』
『ぜったいのやくそく』
『ひみつ!』
『幼き同胞達よ、その誓い忘れるべからず』
『はーいっ』
『わすれちゃだめだよ』
『ちかいちかい』
『ぜったい!』
そう、誓いはぜったいだ。
ぜったい、だったのに。
どうして。
『善き友が意志の再確認をした。其が今宵の議題となる。
善き友は帰還の意志を固めた。
問おう、同胞達の意志を』
『いやいやいや』
『ずっといっしょ』
『はなれない』
『あそぶ!』
『かえる?かえる?』
『どうして』
『かためる』
『だめだめ!』
『同胞達の意志を受け取ろう。
魔力を集い其の身に留め思考せよ。
新たに問おう、如何様にしたい』
音が、きえた。
たくさん、魔力が、あつまる。
ああ、うるさい、うるさい。
『見つからなければいい』
『いっそ隠してしまおう』
『嫌われたくない』
『すき!すき!すき!』
『此処だけ!他は要らないっ』
『ずっと一緒に遊ぶためには』
『外が無くなればいいのに!』
『何処にも行かないで』
『永久に永久に!』
うるさい、いなく、なれ。
かんがえなきゃ、いけない。
魔力を、あつめて、しこうせよ。
ふわり、ふわりと、お水のなかで、ゆれる。
『静粛に。
未だ善き友の故郷は見付からず。
然れど誓い故に捜さねば』
『何故、誓った?』
『誓ったのは僕等では無い』
『そちらが勝手にした』
『そうだそうだ!』
『ずっと一緒に居たいのに』
『どうして~?』
『許さない赦さない』
しずかにして、もう、少しなんだ。
ぞわり、ぞわり、もう、ちょっと。
魔力を、後少し。
とどめるのは、むずかしいこと。
すごく、ひさしぶり。
『誓いは善き友を壊さぬ為の物。
捜すが善き友が諦めれば無効となる。
其れ迄に幼き同胞達よ深く重く繋がりを築くべし』
『どうやって~?』
『ふかく?おもく?』
『契約をかさねよう』
『ちかいを交わすのもいいかも』
『たくさんのやくそく』
『ふかく!おもく!』
『嫌われたくない』
『慎重にしんちょうに』
音から、すこしづつ、魔力がぬけてる。
あそこからも、少し、魔力を貰おう。
『古の我等が友は皆滅びた。
斯様な事に成らぬ様、二度と友を亡くさぬ様に、
我等が善き友が眼前の困難を撃ち払い、常に傍に身を寄せ守護するのだ』
『そうだ!そうだ!』
『まもるの~』
『それで契約いっぱいむすぼう』
『ふかくおもく』
『だいすき、いっしょ~』
『誓いもたくさんたくさん』
『欲しいものを集めてあげる!』
『いっぱいいっぱい』
『きのみ!きのこ!』
『さかな!』
『駄目、だよ』
やっと、魔力が集まった。
考えるのは、ひさしぶり。
むずかしいこと。
ゆらゆら揺れながら、音へと、音を伝える。
『駄目、だよ』
『嗚呼、目覚めたか。
然し何故第一回精霊会議の邪魔を?』
『キミ達が、動けば動くほど、距離は開く、から。キミ達は、やり過ぎる、いつの時もそうだ』
『うるさーい!』
『ねぼすけー』
『契約も誓いもたくさん』
『するのするの』
『おきたの~?』
『そうだそうだ~』
『べーっだ!』
『おはよ~』
うるさい、なあ。
お水、かけちゃえ。
『きゃー!』
『わー』
『ひどいひどい~』
『うるさくしない!』
『ひゃ~』
『あっ、さかな』
『やくそくやくそく』
『幼き同胞達よ、暫し口を閉じよ。
久方ぶりの目覚めは喜ばしき事だが何を言う』
『キミ達は、いつもそうだ。
少し、少しだけ離れて、聞かれて、答える、それでいい、それがいい』
『其では縮まらぬ』
『縮まる。
聞かれて、答える、それで友は感謝、するんだ。
頼るよう、少しづつ。
気づかれないよう、慎重に。
それで、ずっとずっと、一緒にいれた』
『しんちょうに!』
『すこしづつすこしづつ』
『ちぢまる?』
『きづかれちゃいけないよ』
『ねぼすけ!すごい!』
『せいこうしゃはすごい!』
うるさい、なあ。
わざわざ、湖で、騒がないでよ。
そっと、そっと、静かにする、誓ったのに。
えい。
『きゃー』
『ぶくぶくぶく』
『あははははー』
『ばしゃばしゃ』
『あそぼ~』
『もっと!もっと!』
『ぼくはだまってたのに』
『さかな~』
『きらきらもっていこう』
もっと、うるさくなった。
どうしようか、しずめちゃおうか。
ああ、魔力が、ぬけてきちゃった。
まえは、できたのに。
むずかしい。
『騒ぎし事は謝罪する。
然れど我等が善き友の意志は異界への帰還』
『還して、あげなよ』
『いやいやいや』
『だめ!』
『ずっといっしょ!』
『嗚呼、我等は善き友と供に』
『そう、ずっといっしょ、いればいい。
還りたいなら、かえしてあげる。
無理する、あせると、壊れるよ。
つなぐのは、むずかしい。
だから、のぞむ場所で、供にいれば、いい。
ありかたは、かわらないから。
いっしょは、しあわせ、ずっとずっと』
ああ、もういいや。
ゆらゆらと、からだがゆれる。
かえろう、かえろう。
いしきを、まりょくを、おみずにひたして。
そばに、いるために。
『じゃあね、かえる。
しずかに、してね、おきちゃう、から』
すこしづつ、みどりのほうへ、いっぺんには、だめ。
ながされちゃう、そう、いってたから。
かえろう、かえろう。
ふたりのいえに。
『すごいすごい』
『あたまいい!』
『ひゃー!』
『ついていこういっしょだ』
『うんうん~』
『幼き同胞達よ、暫しの間、湖が同胞の言に従う。
実行に尽くすと此処に誓おう』
『ちかうちかう』
『すごい~』
『すごーい』
『みんないっしょ!』
『ちかう!』
『此にて第一回精霊会議を終了する!
解散』
『わ~!』
『あそぼうあそぼう』
『かいさーん』
『ばいばいー』
『おみやげもっていこう』
『なにする~?』
『消炭のいるかにゃ?』
『是』
『いまの聞いてたかにゃ?』
『是』
『精霊は搦め手で情に訴える作戦の様にゃ』
『是。シナは気付くまい』
『はぁ、そうにゃんだよにゃあ。
まさか湖の主が干渉するとはにゃあ…。
仕方にゃい、山から精霊が居なくにゃられるとバランスが崩れるにゃ。
精霊に睨まれにゃいていどに邪魔するかにゃあ…』
『是』
『はぁ、まさか精霊がシナの真似して意思表示するにゃんて…。
シナのやつこれから大変だにゃあ』
『是』
イメージと違ってたらすいません(汗)
精霊さんは魔力が集合して生まれた存在なので、大量の魔力を吸収すると一時的に頭がよくなるって設定です。
疲れると溶けてしまうので多用はできないです。




