表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/52

天使の人形(2)

「あれ、天使はどこいった?」


「あ、また中に回っちゃってる」


「なんか、そうやってかばんの把手につけたりしてるから、

…首、とれてきてない?」


「えー?!うそ。

……ほんとだー。

修理しなきゃ」


「金具の位置が悪いんじゃないの?

首の後ろについてるでしょ。

修理する気力があるんだったら、

ついでに頭のてっぺんに付け替えたら?

なーんか、天使の首吊りみたいだね(笑)」


「変なこと言わないでよ!」


「あ、違うか。逆だ。

首吊ったから天使になっちゃったんだ。

そう考えると、そのキーホルダー、

甘い系かと思いきや、ダークだね(笑)」


「ちょっとほんとやめてよー。

私そういう冗談嫌いなの。

これはまだ無事だからね。

生きてるんだからね。

私が大切に手当てします。よしよし」


私は人形のキーホルダーを外して、

丁寧にかばんの中に入れる。


「そんなむきになることないじゃん。

冗談だって」


「そういう冗談いやなの」


「ごめんごめん」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ