表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/73

言葉になる途中

土曜日の午後。

時計は、15時38分を指している。

まだ、

エンジンをかける時間じゃない。

今日は走っていない。

それでも俺は、

明日のことを考えている。

六十五万。

月の目標として、

ずっと口にしてきた数字だ。

高いのは分かっている。

雪の月だ。

日曜は弱い。

爆発する日は、ほとんど無い。

それでも、

その数字を下げなかった。

六十五万を目指せば、

五十万は越えられる。

今月が、

実質この仕事ひと月目の俺にとって、

そこが意味のあるラインだった。

五十万を越えれば、

歩合は一気に変わる。

本当は、

それでいい。

六十五万は、

強がりでも見栄でもない。

五十万に届くための

置き場所だった。

日曜は勝ちに行く日じゃない。

負けを小さく管理する日だ。

それも、分かっている。

賢くなったわけじゃない。

覚悟が決まったわけでもない。

ただ、

考えていることを

言葉に出来るようになってきただけだ。

まだ、

何も始まっていない。

それでも、

この状態で

明日を迎える。

それでいい。

それが、

今の俺の現在地だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ