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タイトル未定2025/03/22 14:08


東京、某所。




ふと、、人知れず現れる、、、櫛引祐二。

(2回目)





今日のフリー麻雀競技のルールは、連盟公式ルール。



一発、裏ドラ、槓ドラ、無し。


順位ウマ、

30000点より、1人浮き、

1位+12 2位-1 3位-3 4位-8


30000点より、2人浮き、

1位+8 2位+4 3位-4 4位-8


30000点より、3人浮き、

1位+8 2位+3 3位+1 4位-12







建物のエントランス、入口で、この場所でよく会う、顔見知りの、激ツヨお姉さんに会う。話を聞くと、ほとんど平日、毎日、この場所に麻雀を打ちに来ているらしい。



そりゃ、たまにしか来ない俺(櫛引祐二)も、よく会うわけだ。ほぼ毎日かぁ。笑



そして、運命のイタズラ、17:00からたくさんのお客さんで溢れる会場で、同卓になる激ツヨお姉さんと櫛引祐二。







1半荘目



東家 若者男C


南家 マスク女D


西家 激ツヨお姉さん (マジで強いの。笑)


北家 櫛引祐二






「今日、何回打たれるんですか?」

と、櫛引祐二。


「最後まで(6半荘)。」

と、激ツヨお姉さん。



競技開始、


「よろしくお願いしますぁあす!!!!」







小、中打点を決めていく、上家、激ツヨお姉さん。




ああ、こりゃダメだ。。




ナチュラルに、ナチュラルに削られていく、




it's a 地蔵~♪ it's a 地蔵~♪




自分の手牌が間に合う、間に合わないでもない感じ。


こりゃ相当、今のこの場と自分の態勢に、開きがあるかどうか、、、



せっかく激ツヨお姉さんに、良いところを見せたいのに。笑







東4局 東家 ドラ⑧ピン

2本場



櫛引祐二、親番。



激ツヨお姉さんの連荘から流れてきた、

2本場。





ドラの⑧ピンが、割と早い段階で、激ツヨお姉さんから手出しで1枚切られる。



櫛引祐二、捨て牌2段目、11巡目、

手牌、、




  南南白①①②②④④⑧七44 七





七対子、テンパイ。

打点が、見込める手牌。


ドラの⑧ピン単騎か、場に生牌の、白単騎か、、





──────────



ドラの⑧ピンが1枚顔を見せた直後の、

対面マスク女Dの、あの、⑦ピン、⑨ピン外し、、、


1番高打点だからといって、ドラ単騎に受けるのは簡単だ、しかし、しかし、、、


ドラ表示牌の⑦ピンは、なんと4枚見え。

つまり順子メンツとしてドラ⑧ピンを使うのは不可能な状態。



きっと今の場のアヤは、147(イースーチー)。だから七萬を最後まで残していた、見事に入り目。字牌においての低い方、浅い方、いわゆる、イースーチー(147)等価の、絶好であるはずの白単騎、ここは、、







櫛引祐二、実際には、長考バイナラ、ここまでの思考はマッハスピード。


ノータイムで、





「リーチぃッ!!」








 ─── 南南白①①②②④④七七44







櫛引祐二、ドラの⑧ピンを叩き切っての、七対子、白単騎リーチ!



「っポン!!」



対面マスク女Dがすかさずドラの⑧ピンをポン!


やはり!! やはり! ヤマには無かった、ドラ! 微かにほくそ笑む、櫛引祐二。

その直後、刹那、




あっ、


しまった。。












ドラのありかよろしく、イースーチー等価の、低い字牌単騎、白待ちリーチよろしく、


ドラポン対面さんの捨て牌以外、両脇、いや、っていうか今局ほとんど全員が、あからさまな、変則手の河! 捨て牌!








トイツ場かぁ、そうだよな。

白は、きっと、、トイツ以上で持たれてしまっているか。まあ、こんな感じでも、ヤマにひょっこり、1、2枚残っていることも、あるっちゃあるしな。。








うんやはり、そもそもが、白が顔を出すような全体場況じゃないな。良い待ちとは、これは、あまり言えない。


(もちろん出あがりを期待してリーチをかけたわけではないが。)





ふふっ。


嫌な予感が、消えない。








ツモれない櫛引祐二。


何度か手出しを入れて、押してくるマスク女D。

(そりゃそうだ)




マスク女Dの河に、何巡か前に、ポツンと切られている、マンズの六萬。





櫛引祐二、ツモ番、三萬を引いてくる。





あぁ、このあたりか・・






「ロン。」







   二二二四345678   ⑧⑧⑧







タンヤオ、ドラ3。連盟公式ルールは、切り上げ満貫、無し。


7700点の2本場で、8300点。



櫛引祐二、リーチ棒も含めて、

9300点の、失点!




「はいっ。」



点棒を払う、櫛引祐二。












ドラの所在と場のアヤ(偏りスジの見極め)に、集中し切ってしまっていた。


ドラまで切って親番で白単騎ダマテンは、ちょっと弱すぎるしなぁ。それこそちょっと、本末転倒。



⑦ピン4枚見えなら、ひっそりとダマテン⑧ピン単騎に構えて、いつか対面からこぼれ落ちてくる9600点良しの発想はなかったか?

その可能性に、かける発想は・・







いや、ないかぁ。ノーテン流局間際に、大丈夫だろうって、相手がドラ対子に手をかける可能性に期待するなんて。笑笑



ドラ無しをしっかりと見切った自分自身を、認めてあげよう。



他の選択肢は、あえての、無いの気付いていても、ドラ⑧ピンの強気リーチか、白単騎、後から他の良い待ちに変えましょうダマテン、くらいかな。

う~ん、う~ん、、



そもそもが、何だか、他力本願な考え方。



流れを司る、櫛引祐二の麻雀ではない。











櫛引祐二では、、、無い!!!











ふっ。


部分的に勉強にはなったが、


後悔は一片もない。










そこから南場は、ジリジリとした展開に。



激ツヨお姉さんをしり目に、櫛引祐二以外の他2人も、ちょこちょこあがっていたのだが、なんと結局、激ツヨお姉さんだけが40000点台に到達して、その他の2人も、プラス基準の30000点を割ってしまう始末。


ピンポイントで全員蹴落として、気付けば1人浮きの状態。

恐るべし、激ツヨお姉さん。




まあ割かし、小場っちゃあ小場の展開だが。



櫛引祐二は、あがれてはいないが、何回かのテンパイ料で、少し回復の南場展開。ww







“テンパイ流局は、勝負局。”
















南3局 南家 ドラ⑧ピン





へこんだ4着目の、櫛引祐二。





うん、、ピンズの染め手をやっていることは、周りに、さすがにバレちゃってるかな。俺の捨て牌は、いつも、似通って仕上げているようにはしているんだけれども。笑

バレにくいように、気付かれないようにね。


※(字牌をなかなか切らない、だいたい切るリズムが常に一定、ドラを最後まで大切にする、等々。)




櫛引祐二、またまた11巡目、

手牌、、





   ①①③③⑥⑥⑧⑧東北西西發 發





1枚切れの西を重ね、2枚切れの發を入り目にして、鳴ける数牌は鳴かずに我慢して。。


そして河には、ナイス手牌ヤマ読みの、カモフラージュ⑤ピン、絶妙タイミング早切りも有り。


鳴いたら、この前の前の局のピンズのホンイツテンパイみたいに、流れてしまう気がした。


それにやはり、面前が、跳満倍満効率。



さあテンパイだ。東単騎か、北単騎の選択。




櫛引祐二、、




東は、若者男Cと、マスク女Dが、それぞれ1枚づつ切っている、2枚切れの地獄待ち。北は、場になんと生牌。単純枚数換算でいけば、3枚生きているのかいないのか。



メンホン、チートイ、ドラドラ。出あがりで跳満、30000点プラスポイントは優に超える大復活。ツモなら、ダマでも、倍満手。




櫛引祐二、自分の感性を、自分のこれまでの人生、麻雀を、信じるんだ。


今の場のアヤ、あがりになるであろう偏りのスジは、なんと、またまたまた、イースーチー(147)。


なはず! 間違いない! 感じているのは!




字牌のイースーチー等価は、この場合、東!





──────────────────


もし逆に、369(サブロッキュー)等価なら、北!

※三、六、九での、あがりが生まれている、生まれやすい状況、場況。


後の方の字牌、重たい方の、字。と、イコールの意味。 369=“北”や、“中”。


──────────────────




ほんの僅かな、ほんの僅かな逡巡のあと、北を切り、東単騎地獄待ち、ダマテンを選択。



地獄待ちだからといって、リーチして釣れるような相手と場況じゃない!!














誰にも、誰にもあがりが生まれない。


何人テンパっている?


俺の手は、雰囲気はバレているか?












場が、さらに深まっていく。











上家の激ツヨお姉さんが、ツモってきた牌を見て、ん? とキョロキョロみんなの捨て牌に目をやったあと、そのまま河に放った。









「ロン。」













     ①①③③⑥⑥⑧⑧東西西發發











櫛引祐二のあがり。







「12000。」
















「・・・・・はいっ!」











これにより、なんと、櫛引祐二の1人浮きでオーラスを迎えることに。






南4局 東家 ドラ⑥ピン



櫛引祐二、僅差の、トップ目。



鉄壁のベタオリ、守備をみせる。

引かれたら終わり、きっと。笑



2軒リーチの末、櫛引祐二、ノーテン流局。




対面マスク女D、手牌、



三三五六②③④⑤⑥⑦234



ツモられたら、大逆転されていた。。






下家若者男C、手牌、



②②②③⑤23444555







四、七萬待ちに、


嵌張、④ピン待ちか、




イースーチー、、、か。



半荘、、、終了。





「ありがとうございました!!!!」











「あぁ、失敗したあぁ・・」



対局後、

さすがに悔しそうに何度も声をもらす、激ツヨお姉さん。



「東単騎、チートイですか?」


と、櫛引祐二。



「うん。イーペーコーの形で、嵌2ソウで、もちろんテンパってはいたんだけど、もっともっと気をつけるべきだったぁ~、お兄さんの、前の前の局の、あのピンズのホンイツドラ東雀頭の、ペン③ピン待ち。あの時、当たり牌の③ピンやら②ピンやら、ドラの東やら、実はめちゃくちゃ掴みまくって、我慢して押さえていて、ピンズや字牌、特に“東”なんかも、近いうち気をつけなきゃな~って思ってたんだよね。もっと慎重に、ピンズのドラ周りや、①④ピンスジ引いたら、さすがに分かりやすくオリるけど、字牌そのものも、もっと、最大限の注意を払うべきだった~、ああ、失敗したあぁ・・」



「う~ん、でも、あれ、地獄待ちですからね」



「そうだよね! 地獄待ちだったよね!? 私ちゃんと確認したんだもん! それでも、すんなり切って良い牌ではなかった。だってお兄さんの捨て牌、怖すぎたし。」



「雰囲気、出ちゃってました?」



「うん。確定ではないけど、テンパっているかな~って。なんかめちゃくちゃ怖かった」






やはりバレていたか。雰囲気、出ちゃっていたか。笑


まだまだだな、俺も(思考スピード)。











その、ウワサの局の、櫛引祐二の牌姿、、




南1局 北家 ドラ 東




 東東①②  ⑥⑤⑦ 中中中 ⑧⑧⑧

       チー  ポン  ポン



中は1枚目スルーして東を重ね、

あとは、お決まりのポン発進。



櫛引祐二の、

1人テンパイで流局していた。





ピンズにも東にも気をつけてなきゃ、か。


やっぱりこのお姉さんは、本物だったな。


ま、ま、まさか、激ツヨお姉さん、オカルト麻雀対戦記の、読者じゃなかろうな? 笑


もしそうだったら、抱いてやっても良い。笑

(本気)


嬉しすぎる。











───────────────



どの字牌を重ねたいか、どの字牌で待った方が良いかは、一応自分は、場のアヤスジを追って考えています。


もう勘のいい方なら、何となく気付かれていますよね。



1、4ソウや、四、七萬の、良いあがりがあったなと思えば、字牌に当て嵌めての、147(イースーチー)等価、



    “東”や、“白”で、待つべき。





変わって、何だか、②、⑤ピンでのあがりが続いているなと感じたら、その場の258(リャンウーパー)流行り等価にならって、




  “南”や、“西”、そして、“發”で待つべき。




いわゆる、真ん中目の、字牌たちですね。





そして、先述の内容と被ってしまいますが、最初っから何だか、場が重たいな、三、六萬や③⑥⑨ピンでのあがりが生まれたな、となったら、字牌においての369(サブロッキュー)等価、





     “北”や、“中”で、待ちます。







これらを念頭において闘牌をしたら、ひょっとしたら、あなたにとってすんなりバツの良いあがりが生まれたり、また、信じられないくらい素晴らしい展開に導かれるかもしれません。


信じるか信じないかは、あなた次第です。



───────────────























2半荘目




卓も人も変わって、なんと同卓の両脇が、点数計算がまだあまり慣れていないという男女に挟まれることになった。




これは、、用心しないとな。



まだあまり麻雀に馴染んでいない方、初心者の方ほど、流れを強く持っていってしまう事が結構ある。そういう力を、有している。



気付けばもう、どうやっても抗えなくなってしまっていたりする。




確か、雀鬼会の桜井章一会長も、動画で似たようなことをおっしゃっていたような気がする。慣れていない人ほど、やりにくいと。逆に、相手がベテランになればなるほど、ぶっちゃけ、やりやすいと。





全ての相手に、麻雀を教えてもらうという気持ちを持ち続けたいものだ。








南3局 東家 ドラ⑤ピン


2本場 供託1





チョイ浮きの、一応トップ目、

親番、櫛引祐二。





流局テンパイ。櫛引祐二、手牌、



  333③③⑤⑤  222  546

          ポン  チー



④、⑦ピン待ちなら、どうやってもあがれていた。その選択は、あった。





どれどれ、もう一人のテンパイ者、

下家の、高身長男性さんは、


ん! リーチ、チートイ、③ピン単騎!



見事に、当たり牌を止めての、リーチ!





や、やるやないけ。(関西弁、櫛引。)






次局、櫛引祐二、あがり形、、



ドラ 白




   三三七八九555④⑤⑥⑦⑧ ⑨



リーチ、ツモ。


下家と対面にたくさん鳴きが入ったあとヒュッとテンパイ。4枚目の⑨ピンを捉える。



1000は、1300オール、

プラス、供託2本の収入。



これが決定打。











今日の成績



1半荘目


1着 +15.8pt

ウマ (12pt)







2半荘目


1着 +20.0pt

ウマ (8pt)


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