表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

殺し屋 狼 少年

ファンタジーに初挑戦!!説明べただけど楽しん欲しいです!!

下手なので様々な意見、どしどし下さい!!!


 目標は・・・闇の中。

 少し骨がいるかもしれんな。


 黒い髪、黒い瞳、黒い服。そして・・・巨大な黒い鎌を持つ女が、【森】の前に立つ。







 世界は荒れていた。四つの大国。


【ケストニア王国】

【魔法国クレワアード】

【神域ラメロ】

【ガランド帝国】


 四つの大国は何年もの間、いがみ合い互いの出方を窺い、動かず戦わずのままであった。


 それが一つの国の動きにより、この均等とも言える力関係が崩れる。


 大国の一つ、【ガランド帝国】が、【森】の占領を行おうとしているからだ。



【森】

 一つの大陸

【グランドアース】と呼ばれる、四つの大国が住まう、強大な大陸。

 その大陸の中央に、国々以上の領土を持つ、【森】がある。


 【森】と言う通り、一見は普通の巨大な森だが、様々な噂や、逸話がある。


【森】には不思議な力が有り、その【森】に入れば様々な力が手に入る。


 とまぁ~他愛も無い与太話が殆どだ。


 けれども、あまりにも手付かずのままが続き過ぎ、各国の王は、この与太話を信じきってしまっていた。


 その一例が先程の話に戻り、大国の一つの【ガランド帝国】である。


【ガランド帝国】王、サニルッマ=テントル=ガランド。

 この男が、世界の与太話を信じてしまったのが、この荒れた世界の始まりだった。


 【帝国】の王は、この【森】を欲しがり、他の国を凌駕する力を欲した。

そして、王の命令により、【森】の占領作戦が始まったのだけれど、誰しもが予想しなかった事が起きてしまった。


【森】に入った探索・調査班が、皆死んでしまったからである。


 この事で、王は嘆いた。だが、その半面歓喜もしていた。


 探索・調査班だろうと、人並み以上の武術・魔術は使えるし、訓練も受けている。

その者達が死んでしまった。


 王はこう考えた。

『森には何かが有る。力が!全てを統べる力が!』


 王は、森の大半を焼き払う事を命令した。


 この命令が、他の大国を動かす決定的な事である。


【森】は、この四つの国の全てに隣接しており、この森を占領しようとしていると言う事だけで、戦争は始まる筈だったが、【帝国】はあくまでも【森】に執着していた。


 この状況の中、安易に【帝国】を攻められず、攻めるチャンスを窺っていた。


 そんな中、【帝国】が【森】を焼き払おうとしている事を知った、大国の一つ【ケストニア】が動いた。


【ケストニア】は【帝国】に開戦を申し込み、【帝国】もそれを受けた。


 今思えば、【帝国】の王はこれも目的の一つで、【ケストニア】はまんまと王の作戦にはまったと言っても間違いではないだろう。


 この開戦で、国々の均衡は崩れた、と思われていたが、もう二つの国が、開戦以外の方法を取った。


【魔法国クレワアード】は中立の立場に立ち。

【神域ラメロ】はまったくこの戦争に干渉しないと発表した。


 この宣言により、この戦争は実質、【帝国】と【ケストニア】の戦争になった。








 【森】・【帝国】領側。


 【森】攻略部隊。攻略と言っても焼き払おうとしているだけだが。


「おい!あの女はどこだ!?」


 鎧身に纏った男が、辺りを見渡しながら尋ねた。

 男が探す女は居なかったらしく、更に大きな声で言った。


「あの戦闘狂が!!」


「誰の事だ?」


 男は振り返った。男の後ろには、全身を黒で固めた女が立っている。

髪、瞳、服装。だけれども、この場には似合わない格好である。


「どこに行っていた!?」


 男は女に対し、怒鳴った。


「五月蠅い男だ。ちょっと今から入る、森とやらを見ていただけだ」


 女は面倒くさそうに説明した。


 男は内心、憤怒していた。

 何故、この女がこの場に居るのかと。何故この女を、上の人間は雇ったのかと。


 だが、その怒り以上に男は驚いていた。女が噂以上に美女であるからである。


 顔立ちも、スタイルも、どこかの姫君と言っても過言ではないぐらいの美しさである。


「何だ?」


 男があまりにも無言であったから、女が尋ねた。

 尋ねられ、男は我にかえり、女に言った。


「勝手な行動はするな!『黒き鎌使い』!!!」


 『黒き鎌使い』この世界では有名な殺し屋。

金さえ払えば、どんな汚い仕事であろうと、行う戦闘狂である。


 この、森攻略作戦に何故か上の人間は、この女を使えと言ってきた。


 男はふと、目線を変えた。


 この場の中央に、二人だけ、違う鎧を着た者が居る。

赤い鎧。それだけで目立つが、この鎧は【帝国】最強部隊『紅蓮騎士団』の証でもある。


 この作戦に、『紅蓮』は必要ではないのだが、これも上からの命令だ。


 すると、男の元に、もう一人男が走り寄って来た。


「作戦準備できました」


 その言葉を聞き、男は一度今までの思考を捨て、この作戦の事だけを考えた。


「よし。出番だ・・・『黒き鎌使い』」


 自分の名を呼ばれ、『黒き鎌使い』は、舌で唇を舐めた。







 私が聞かされている今回の作戦内容は、『森に入って、危険分子を狩れ』だった。


 あやふやだ。誰をどうしろと言うのだ。


 ぶっちゃけると、内心面倒だった。

報酬が莫大の金額で、思わず受けた仕事だが、まさかこの【森】に入るとは思わなかった。


 溜息が何度も出る。

まぁ~この【森】に居る人間を狩れると言う特典だけで良いとしよう。


 この【森】は力の象徴でもある。この【森】に住まう人間は、無敵になれる。などの噂にもなれそうのない話が、各国で流れている。


 私も正直信じてはいない。けれども、もしかしたらがある。この【森】は、今まで何故か誰も手を付けずにいた。だからあながち、全て嘘とも言えない。


 !?


 ふと、異様な気配を感じた。戦闘態勢。


 『黒き鎌使い』が掌を広げた。その広げた掌の上に黒い塊が浮く。すると、その黒い塊は状態を変化させ、巨大な鎌に変貌した。


 魔法。

 この世界の魔法は、全ては解明されていなく、たまに名も無い様な魔法を使う者が現れたりする。


 今、『黒き鎌使い』が使った魔法も、一見すれば物質召喚と形状変化の魔法の合わせ技の様に見えるが、そう決断させないのが、物質召喚を行う場合その召喚に見合った対価が必要であるからである。


 だが、この女はそれを無しにやってのけた。この時点で、この魔法に名は無い。



『ほぉ~、なかなかの使い手だな・・・』


 声!誰だ?

 篭った、響く声。


「誰だ?」


 尋ねたが、返答が無い。


「答える気無しか?」


 すると、目の前の草むらから、目を疑うモノが現れた。


「お前・・・」


 現れたモノは、狼。だが、普通の狼では無い。この狼は・・・。


『女・・・ゴーストウルフを見るのは初めてか』


 現れた狼は、まるで笑った様な声で言った。


 ゴーストウルフ。実態が全て謎で、霊の様に実体が無い為、ゴーストの名が付いている。


 今、私の目の前にお伽話の一つが現れている。

 私は喜んでいた。


「とんだ掘り出し物だ」


 舌で唇を舐める。


『愚かだ』


 ゴーストウルフが言うのと同時に、『黒き鎌使い』は動いていた。


 両手で鎌を持ち、横から鎌を振り、ゴーストウルフの首を狙う。

 あの細腕で何故こんなスピードが出せるのかと言うぐらいの速さ。


 もらった!


 鎌の刃っ先はゴーストウルフを捉え、確実に首を取った様に見えた。


「な!?」


 今、お伽話がリアルだと気付く。

 ゴーストウルフは黒い煙を纏い、消えた。


「なるほど。これがゴーストの由縁か・・・」


 驚きはしない。見てしまったモノは信じる主義だからだ。

だが、本当にあんな事が出来るとは。魔法ではないのか?だが、魔力は感じられない。


 『黒き鎌使い』は、辺りを見渡しながら考える。


 では、アレは何だ?魔法以外の何か?


『どこを見ている?』


 後ろから声がした。振り返る。そこには先程消えたゴーストウルフが居る。


「面白い」


 ゴーストウルフは、簡単に私の事を殺せた。消えた瞬間に、私の喉元を食い千切れば良いのだ。まさかゴーストだがら触れる事が出来ない、何て事は言いまい。


「本当に・・・この森は愉快だな」


 心底笑った。今まで、死に近づいた事はあったが、死を確信した事は無かった。

 それが、今体験する事が出来た。本当に・・・愉快だ。


 この思考が、『黒き鎌使い』が戦闘狂と呼ばれる由縁である。

何よりも、死を感じようとする異常者。アブノーマルな思考自体が、この女の原料力。

 戦えれば、殺し合えれば。

好きな事をして、金を貰える。簡単な思考で、異常な思考。


 『黒き鎌使い』が鎌を構える。


『フン!・・・隙だらけだ』


 ゴーストウルフが、見込み違いだと言う様に、言い捨てる。


 すると、真横から異常なスピードで何かが突っ込んできた。


「何!??」


 不意に真横から蹴りを食らった。


「グハァッ!!」


 息が出来ない程の衝撃。とっさに身体強化の魔法を使ったが、それでもこの衝撃。

そして、そのまま押し倒され、喉元にナイフを突き付けられた。


 完全に目の前のゴーストウルフだけに集中していた。まさか他にも居るとは思わなかった。


 だが、それ以上に愕然とした。

 今、私に馬乗りになりナイフを向けているのが人間だと言う事に、しかも若い。


「き・・・貴様は?」


 横っ腹に受けた打撃の痛みが引かない。


『セン。殺せ』


 ゴーストウルフが、この少年に言う。


 まさか、ゴーストウルフに人間の仲間が居ようとは。


 私は、ゴーストウルフに見て、その後にこの青年に目線を変えた。


 少し見とれた。こんな【森】に住んで居る人間なら、野性的な野蛮な奴を想像するが、この少年は綺麗な顔立ち、綺麗な・・・私と同じ黒い髪、黒い瞳。


 その時。


ドガァーンッ!!!


 その音がなった方に目線を向ける。


「大・・・砲・・・だと?」


 その目線の方には、赤い光が森を照らしていた・・・。


やっべ・・・また新しいの書いちゃった。

他の二つもまだ完結してないのに・・・一本完結して調子に乗っちゃった・・・。


だから、この作品は多分そんな早く更新?と言うのか、それが出来ないと思います。


てか、異世界って言ってるのに全然だよね。主人公あれじゃん!黒き鎌使いじゃん!

まぁ~主人公は彼ですから・・・。


えぇー楽しんでください!そして次も読んでください!

ではでは、ありがとうございました・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ